海外旅行に行きたいと思う人が増えているのに反し、実は一定数存在するのが「飛行機が怖くて行けない」と嘆く人たちです。
飛行機は他の乗り物とは違って空を飛ぶもの。
万が一のことがあれば……生き残れないかも。
テレビでもたまに見る飛行機墜落や航空事故。
その衝撃が強すぎて怖くなる人もいますよね。
ただ、そんなアクシデントに対して恐怖を感じるのは無駄です。
ここでは飛行機墜落や航空事故の確率について紹介しつつ、考えられる原因や最悪の事態についても解説していこうと思います。
結論を言えば遭遇する確率はほぼないので安心してください。
飛行機の墜落や事故が怖い!
海外旅行に限らず、日常生活の中で飛行機に乗ることも多い昨今、頭の中でもやもやした恐怖が漂っているなんて人もいますよね。
僕も海外旅行の際には少なくとも2回、多ければ4回~6回ほど飛行機に乗ることがあるため、不安がないのかといえば嘘になります。
実際のところ飛行機が落ちるんじゃないかと心配することも!
毎日のように何千何万という飛行機が離着陸しているにも関わらず、テレビで大々的に報道された1回の飛行機事故で恐怖心が爆発。
中には飛行機に乗ることさえ避けたいという、いわゆる飛行機恐怖症になってしまっている人もいます。
でも、結論を先に言うと飛行機墜落や航空事故に遭遇する確率はほとんどありませんので、過度に考え込む必要はないと思います。
確率が0%とは言えないですが、飛行機で命を落とす確率は車で交通事故に遭って死ぬ確率よりも各段に低いのでご安心を!
飛行機墜落の確率
……飛行機が墜落してしまう確率。
アメリカの国家安全運輸委員会の調査では、自身が搭乗した飛行機が墜落する確率は0.0009%だと算出されています。
つまり10万回以上乗ってあるかないかという確率。
これは先進国から後進国まで全世界の航空会社の平均値として計算されたものであり、アメリカのみの航空会社では0.000032%ほど。
日本もアメリカと同じレベルだと考えて良いです。
つまり、国際基準に従った整備や点検を行っている国の飛行機であれば、飛行機墜落に遭遇する確率はさらに低くなるということ!
当然、事故というのは様々な条件が重なることで発生するものなので、厳密な確率を計算して割り出すことは不可能です。
しかし、年に数回飛行機に乗っている人であっても、飛行機事故に巻き込まれる確率などほとんど皆無に等しいということになります。
ある記事の計算では80歳になるまで飛行機に乗り続けると0.02%の確率で遭遇するという意見があったり、週に1回飛行機で往復するなら3900年に1回遭遇するという意見があったり。
Wikipediaにも8200年間毎日無作為に飛行機に乗って一度遭遇するかどうかという確率だと記載されています。
むしろ飛行機は世界一安全な交通手段なのです!
人によっては出張や留学で何度も乗る人もいれば逆にまったく乗らない人もいるので、遭遇する確率は人によって違います!
しかし、飛行機が怖くて海外旅行を断念するというのがもったいなくなるくらい、墜落に巻き込まれる確率はとても低いのです。
航空事故の原因
そもそも航空事故はどのような原因で発生するのでしょうか?
こればかりは色々な状況によって変わってくるため、真相を明らかにするために発生した事件ごとに調査が行われています!
以下、主な航空事故の原因となります。
条件によって異なるため確率は順不同です。
- 原因不明
- 操縦ミス
- 天候・気象
- 機械的な故障
- 人為的なミス
- テロ・ハイジャック
- その他
時には原因不明だったり、時には操縦ミスだったり、時には天気によるものだったり……飛行機墜落の原因はまさに予測不可能!
原因を見ると怖くなるかもしれませんが、主要な空港には優秀な係員がいて事故の可能性を0%にするよう日々努力をしてくれています。
使用する機材も常に進化しているので、これからの時代はより飛行機事故が発生しにくくなると言っても過言ではありません。
海外旅行で遭遇する確率となるとさらに低いのでご安心を。
考えられる最悪の事態
航空事故ではどのような最悪の事態が想定されるのでしょうか?
これも条件ごとに違うので注意が必要となります。
以下、主に考えられる最悪の事態です。
これも飛行機の状況によって違います。
- 墜落
- 空中分解
- 火災・爆発
- 不時着・胴体着陸
- 失踪・遭難
- 離着陸の失敗
- オーバーラン
- 衝突
飛行機は空を飛んでいるため、ちょっとしたアクシデントが発生しただけでも「もう人生終わりだ」と思ってしまう人が多いです!
確かに車は地上を走っているから安心な気がしますし、電車やバスや船であればまだ生き残れる可能性もありそうな気がしますよね。
ただ、飛行機はそれらの事故よりも各段に確率が低いです。
そのため、過度に恐怖を抱く必要はありません!
その一方で実際に空で何かしらのハプニングが発生すれば、墜落はもちろん空中分解や火災や爆発、不時着や胴体着陸の可能性も。
最悪の場合は失踪や遭難によって行方不明なんてこともあります。
ちなみに航空事故の80%は離着陸時に発生します。
そのほとんどが離陸後の3分と着陸前の8分間。
航空業界ではこれを魔の11分と呼んでいるそうな。
ただ、それも限りなく0%に近いもので、飛行機墜落となるとさらに確率が低くなることは明白です。
むしろ海外旅行で怖いのは飛行機の欠航や遅延!笑
まとめ
海外旅行では飛行機に乗ることがほぼ必須。
でも、飛行機に乗り慣れていない人の中には「墜落するのでは?」「事故に遭うんじゃ?」と怖い思いをしている人もいますよね。
でも、怯える必要はまったくありません。
可能性は0%ではありませんが、運が悪ければ巻き込まれてしまう可能性もないとは断言できません……でもそれはほぼ0%に近い。
海外旅行に行きたいということなら、飛行機墜落や航空事故よりもむしろ欠航や遅延に気をつけてください。
ここで紹介した飛行機墜落や航空事故の確率を知り、自由な空の旅へゴートゥーヘブン!笑