飛行機は海外旅行に行くための必需品。
でも、時に飛行機でトラブルになることも。
その代表的なものが欠航や遅延などです。
飛行機が定刻通り飛ばないと海外旅行のスケジュールにもズレが生じてしまって、その後の対応でも苦労してしまいます。
だからこそ、まずは原因や理由を知っておきましょう。
ここでは飛行機の欠航・遅延の理由と原因を紹介するのはもちろん、空港や航空会社の運休判断基準についても解説します。
いざという時のためにも、飛行機がなぜ飛ばなかったり遅れたりしてしまうのか知っておきましょう!
もくじ
海外旅行に出発……って飛行機が!
海外旅行当日、空港に到着して飛行機へ向かう。
……って!飛行機が欠航になった?!
……えっ?飛行機が遅延している?!
海外旅行に限らず飛行機ではこれも日常のこと。
僕も海外旅行の際には何度も飛行機に乗っているのですが、欠航はもちろん遅延にも何度か遭遇したことがあります。
こういうトラブルには思わず心もポキッ……。
しかも、往路だけではなく復路でもそういうトラブルに巻き込まれることもあって、完全に抜け殻のようになってしまうことも。
こればかりは仕方ないことなので冷静な対処が必要なのですが、電光掲示板を見て「欠航」「遅延」という文字を発見した時の衝撃は計り知れません!
ただ、なぜ欠航や遅延になるのかという点に関しては、以外にも具体的な理由や原因を知らない人が多いのではないでしょうか?
まずはそれだけでも知っておくと気休めになるので、ぜひとも興味がある人は読み進めてみてくださいね。
飛行機の欠航・遅延の理由と原因
まず、知っておきたいのは空港や航空会社の事情。
運休の判断基準はそれぞれ違うため、状況によって「A社の飛行機は飛んでいるのにB社の飛行機は飛んでいない」なんてことも。
実際にはその他にも様々な要因が絡んで欠航や遅延になります。
そこで、ここからは飛行機の欠航・遅延の理由や原因について紹介するので、航空券を予約する人は確認しておくと少し安心です!
ほとんどの問題は乗客自身がどうにかできるものではないのですが、知っておくだけでもその後の対応が変わってくると思います。
まずはどんな要因で飛ばなかったり遅れたりするのかを知り、くれぐれも地上係員に怒鳴り散らすことのないようにお願いします!
1.天候や気象の状況
飛行機の欠航や遅延の多くは天気が関係しています。
天候や気象の状況次第によっては遅延してしまうこともあるのはもちろん、最悪の場合は欠航となることもあるので注意が必要です。
豪雨や豪雪、濃霧に暴風、雷などが諸悪の根源!
これらの天気に関しては人間では制御不可能です。
天候や気象が悪化している状態での離着陸は危険を伴うため、状況によっては遅延を決定しつつ回復しないなら欠航となります。
地震や津波など大きな災害も同様です。
普通の雨や風くらいなら離着陸もできるのですが、視界不良となる濃霧では飛ばなかったり遅れたりすることも意外と多いので注意。
雪もそれ単体でフライトキャンセルになることは稀ですが、豪雪地帯では除雪作業が間に合わずに欠航や遅延になることもあります。
また、吹雪などによる視界不良が理由や原因になることも!
また、飛行機は前後の風には強いのですが横からの風には弱いということもあって、使用する機材ごとに判断基準も異なります。
実は機材ごとに横風制限が設けられており、その基準を超える横風が吹いている際には離着陸ができないと判断されることもあります。
2.機材の状況
海外旅行で空港を利用する際に頻繁に目にするのが、機材の状況によって欠航や遅延になってしまうという状況です。
たまに発生するのが使用する機材の到着遅れ!
これはスケジュールが大幅に狂うので注意。
機材繰りの遅れで欠航することはほとんどないのですが、遅延する要因としては十分あり得るのでこちらも注意が必要となります。
飛行機は複数の便を1つの機材で運行しているなんて状況も普通にあるわけで、前の便が遅れるとその後の便にも影響が出てしまいます。
整備や点検の時間を入れると、到着から出発までの時間が短いことで間に合わず、遅れた時間がしわ寄せとなって押し寄せることも!
この機材繰りでは30分ほど遅れることがあります。
しばらく飛べないという際には大手の航空会社だと別の飛行機で対応するなんてこともあるようですが、それは稀なケースです。
そのため、余裕を持った航空券の予約が必要です。
3.整備や点検の状況
飛行機は乗客の命を預かることになるため、整備や点検は乾燥肌のスキンケアくらいに迅速かつ丁寧にやらなくてはなりません!
しかし、飛行機は複雑な構造ということもあって、エンジンだけではなく翼や窓、車輪、電気系統まで細かく確認しています。
そこまでして初めて安全な空の旅が実現するわけです。
限られたスケジュールの中で整備や点検を行うにも関わらず、トラブルや問題が発生する可能性は0%にしなくてはなりません!
これらの作業による欠航や遅延もあるので、そこは「安全にフライトするためだ」と割り切って考える必要があります。
常に最新機材を取り揃えている航空会社であれば良いですが、中にはLCCなどの格安航空会社では機材も人手もギリギリなんてことも。
それぞれの状況で変わるのでこちらも注意しておきたいですね。
4.機長や乗員の状況
ほとんど遭遇することはないのですが、稀に機長や乗員の体調不良によって欠航や遅延になる……こともあるかもしれません。
キャビンアテンダントであれば代わりの乗員も確保できますが、パイロットとなるとなかなか代わりとなる機長もいませんよね。
また、通常は数時間単位の長時間フライトの場合、機長や乗員は到着後に数時間~数日の休息が確保できるシフトとなっています。
ただ、短時間フライトの場合は飛行機の遅延や欠航によって休息が取れないこともあり、休ませるためにわざと便を遅らせることも!
専門の知識や技術が必要な職業だけに、上手にやりくりしつつ運行している航空会社もあるんですよね。
なお、パイロットによっては視界が悪くても離着陸が可能な資格を持つ機長とそうでない機長がいるため、代わりが見つからないことも。
人員の体調不良と天気などの悪条件が重なった際には、運休になる可能性も0%ではありません。
5.空港や航空会社の状況
飛行機の状況は刻一刻と変わります。
例えば、飛行機に乗ったものの、なかなか滑走路から移動しないという状況で待たされた経験がある人も多いのではないでしょうか?
これはいわゆる空港が混雑している状況です。
多数の飛行機が離着陸で行き交い立ち往生。
当然のように乗客が多くなるベストシーズンには空港を利用する人の数も多くなるため、自然と便数も増える傾向にあります。
離着陸する便数が増えると……結果は一目瞭然!
飛行機が上空で旋回して待機したり、地上で一向に進まずに待機したりするなど、余計に時間がかかることもあるわけです。
それら飛行機自体の発着便が非常に混雑すると予測される場合には、あえて航空会社が遅延や欠航と判断することもあるようです。
欠航はさすがにないと思いますが、遅延はたまにあるほど。
また、これも限りなく稀なのですが、航空会社によってはシステム障害が発生することで飛行機全体がストップなんてこともあります。
この規模だとかなり大事、全面運休なんてことになる可能性も!
航空券は余裕を持って予約がおすすめ
海外旅行に行くなら優雅なクルーズ旅行でもない限り、ほとんどの人が飛行機を予約して旅立ちますよね。
その際、後々の予定も考えて予約すると安心です。
ツアーによる手配なら現地にも余裕を持って到着できるのですが、個人での手配だと時間ギリギリになってしまうこともあります。
そうなると飛行機が万が一欠航や遅延となれば、その後の計画まですべて崩れてしまうことに!
地方から出発の人は特に注意が必要となります。
例えば、成田国際空港や関西国際空港などを乗り継ぐ場合、前の飛行機が遅れるとその後の飛行機にも乗れないかもしれません。
前の飛行機が飛ばなければ、旅行自体が台無しになってしまいます!
心の中で大丈夫だとは思っていても、万が一のことを想定して予約しておくことである程度のハプニングにも対応できると思います。
まとめ
飛行機の欠航や遅延の際には、地上係員に対してブチギレている人を見かけることもあるのですが、こればかりは仕方ないことです。
仏の心を持つことで知られる僕であっても堪忍袋の緒が切れそうになるのは事実ですが、そこは文句を言う暇があれば対処すべき。
運休の理由や原因は様々で予測不可能なことも多いため、肝心なのはそういう状況に陥った時にどうすべきか知っておくことです。
ただ、それよりもさらに知っておきたいのは、どういう状況で飛行機が飛べなくなるのか、遅れてしまうのかということ。
ここで紹介した飛行機の欠航・遅延の理由と原因を参考に、航空券は余裕を見て予約するようにしましょう。