海外旅行で迷ってしまうのが服装です。
現地では写真を撮ることも多く、おしゃれはしたい。
でも、海外旅行が初めての人はそもそもどんなファッションをすれば良いのかわからないという人もいるかもしれません。
ここでは海外旅行の服装の選び方を解説します。
男性も女性も使える旅ファッションを中心に紹介するので、服装選びに迷っているという方は参考にしてみてくださいね。
もちろん、旅の服装は自由です。
ただ、海外では避けたい衣服もあるのが事実。
気分はパリコレ……旅路というランウェイを自分だけのファッションで歩くためにも、準備の段階で確認しておきましょう!
服装を選ぶ前に調べたい情報
海外旅行に持っていく衣服を準備するなら、情報収集が重要です。
国や地域によって季節や時期も違ってきますし、天気や気温も違えば、文化や風習だって違ってきます。
ここからは海外旅行の服装を選ぶ前に調べておきたい渡航先の情報について詳しく解説します。
ファッションを楽しむということも確かに大切です。
ただ、僕は間違った選び方をしてしまったことでアイスランドやエジプトで死にかけたことも……武勇伝なんてものじゃなくてガチです!笑
おしゃれも重要ですが、旅行先に合わせた衣服を選びましょうね。
1.季節・時期
国や地域によって大きく違ってくるのが季節や時期です。
例えば日本の夏といえば6月~8月が一般的ですよね。
でも、それがオーストラリアとなると逆になります。
北半球の日本とは違い、南半球は12月~2月が夏になることも。
これが冬になるとさらに季節が逆になるのです。
渡航する時期によって季節が変わるのが海外旅行の醍醐味です。
ぜひ旅行日程に合わせて、現地の季節や時期を事前に調べておきましょう!
2.気候・風土
世界にある国や地域は気候や風土もそれぞれ違います。
似たような国や地域であっても、砂漠地帯なのか密林地帯なのかでまったくと言って良いほど環境は変わってきてしまうのです。
気候や風土というのは環境によって千差万別です。
渡航する国はどういう性質を持つ土地柄なのかを調べておき、それに合わせた衣服の選び方が必要となってくるのではないでしょうか?
3.天気・気温
天気や気温というのは世界の国ごとに違います。
多少は雨が降りやすい地域や乾燥しやすい地域などの特徴がありますが、天気や気温はその日のコンディションによって違うのです。
正確に的中するということは難しいですが、旅行日程に合わせ、その時期にはどのような天気になりやすいのかも調べておきましょう。
なお、気温というのも日本とは違うので、念のために防寒着や防暑着を用意しておくなどの準備が必要です。
4.文化・風習
宗教によって文化や風習が色濃く残っているところもあります。
また、民族衣装など古き良き歴史を大切に守っている人々もいます。
そういう現地の習慣にも配慮することが必要です。
日本では性差はありませんが、国や地域によっては「男性はこういう服装」「女性はこういう服装」と区別しているところもあります。
現地で浮きそうな服装を選ぶと思わぬトラブルや問題に巻き込まれてしまうこともあるので、極力は現地の人々がどのような服装をしているのか情報収集しておきましょう。
海外旅行の服装の選び方
海外旅行の服装の選び方というのは意外と迷ってしまいますよね。
僕もファッションセンスがないので、いつもどんな服装が良いのか迷って結局は普段着を持っていくことが多いです!笑
海外旅行が初めての人は、特に服装も迷ってしまうと思います。
具体的には観光する国や地域によって選び方がまったく違ってくるので、一概に「これ」という決まりはありません。
逆に言えば、余計な誤解などを招かない限りはどんな服装をしても自由です!
それでも選び方を間違うとせっかくの旅行が台無し……なんてことも。
そこでここからは海外旅行の服装の選び方を紹介します。
1.シンプルなものを選ぶ
海外旅行で着る服はシンプルなものを選びましょう。
おすすめなのは現地で破けたり裂けたりしても調達しやすい無地のものが良いと思います。
また、シンプルな衣服はトラブルや問題を招くこともありません。
色も単調なものの方が合わせやすくて使い回しができるので、荷物を少なくすることもできますよ!
2.着回しできるものを選ぶ
お気に入りの服があるとついつい旅行に持っていきたくなるものです。
しかし、それ単体でしか着ることができずに着回せないようでは、無駄に持っていく衣服が増えるだけになってしまいます。
海外旅行は日数も長くなることが多いので、できれば着回しができるようなデザインのものを選ぶと良いのではないでしょうか?
男性だとTシャツ、女性だとワンピースなど着まわせるものが最適です。
可能であれば重ね着できるようなカーディガンなど、羽織るものがあるとおしゃれの幅も広げることができておすすめですね。
3.着脱が可能なものを選ぶ
飛行機や電車の中など、移動中は衣服の着脱が難しいですよね。
簡単に着替えることもできずに、体温調節ができないこともあります。
そのため、簡単に温度調節できる着脱可能なものを選ぶと良いです。
さらにはマフラーやストール、スカーフなどのアイテムがあると便利だったりします!
4.快適性に富んだものを選ぶ
海外旅行ではずっと同じ衣服を着回すことも多くなります。
また、飛行機や電車での移動だと数時間以上必要となり、1日以上同じ服を着なくてはならないということも……。
そういう時、着心地が良い服ではないと疲労やストレスが溜まります。
海外旅行の服装は快適性に富んだものを中心に選び、デザインよりも快適に着続けることができるかどうかで選ぶと良いですね。
5.通気性の良いものを選ぶ
現地の環境がどうなのかは人によって違いますが、通気性の良いものを中心に選ぶと不快感もなく着続けられます。
通気性が良くないものだと体温調節も難しいです。
また、世界一周やバックパッカーなど長期の海外生活を送るという人は、より通気性の良いものが良いです。
空気がしっかり通るので、洗濯した時にすぐ乾きます。
近年は速乾性がある素材で作られたアイテムもあるので、長期間の海外旅行となる時にはそちらも見越して選びましょう!
6.伸縮性があるものを選ぶ
移動や観光の時などには、伸縮性のある服だと快適です。
やはり海外旅行では街中を散策したりすることも多くなるため、必然的に歩く時間も長くなりがちです。
伸縮性のない衣服だと動きづらくて余計な疲労やストレスになります。
特にデニム素材のジーンズなどは伸縮性が悪く、散策だけではなく飛行機や電車でもずっと窮屈さを感じてしまうことにもなります。
宿泊する時のパジャマなども伸縮性のあるものを中心に選びましょう!
7.耐久性に優れたものを選ぶ
海外旅行ではスポーツやアクティビティ、レジャーを楽しみにしている人も多いのではないでしょうか。
観光するだけであればあまり耐久性は必要ないですが、参加型のツアーなどを利用する時には耐久性が重要です。
ただの衣服だけではなく、下着や水着も同様です。
普段とは違う動きをすることもあるので、素材によっては破けてしまったり裂けてしまったりすることもあります。
僕も気づけば服がボロボロになっていたなんてことも!笑
8.シワができにくいものを選ぶ
生地によってはシワができやすいものもありますよね。
そういう布地の衣服を着ていると、しわくちゃになってしまってダサく見えてしまうことがあります。
特に飛行機や電車など数時間にも及ぶ移動もあるので、極力はシワができにくい素材のものを選ぶようにしてください。
せっかくの旅行なのに、しわくちゃになった服で思い出写真を撮るというのはちょっと残念ですからね!
9.洗濯しやすいものを選ぶ
極限まで荷物を減らしたいという人は衣服も2着~3着ほどにして、現地で洗濯をするという選択肢もありです。
ただ、さすがに現地でジャケットやコートは洗濯できませんよね。
そういう服装を選ぶのなら洗濯しやすいものを選びましょう。
シンプルなTシャツやワンピースなら簡単に乾いてくれて、次の日にも着回すことができて便利ですよ。
10.用途に合ったものを選ぶ
用途に合わないものを持って行っても荷物が増えるだけです。
僕のように心配性な人は「あれもこれも」と不要な荷物までスーツケースに詰め込んでしまうということもあるかもしれませんね!
ただ、海外旅行の服装は用途に合ったものを選びましょう。
防寒着や防暑着はもちろん、上着などもあると便利ですね。
国や地域によってはハイキングやピクニックをするという人もいるので、そういう人は登山靴も必要となってきますよね。
逆にリゾートで過ごすならサンダルだけでも良いかもしれません。
訪れる旅行先によっては、男性と女性で服装に決まりがあるという習慣のところもあります。
どう使うか吟味してから選ぶと失敗しません。
おしゃれな旅人コーディネート
せっかくの海外旅行……やっぱりおしゃれもしたい!
一生に一度の旅行になる人もいますし、一生の思い出になるのが海外旅行の楽しさでもありますからね。
さすがに機能性だけで選んでしまうとダサダサなんてことも。
僕も写真を撮ることが多いので、あまりダサくならないような服装を中心に選ぶこともあります。
そこで、ここからはおしゃれな旅人のコーディネートを紹介します。
基本はシンプルがベストで、あまり派手すぎずにコンパクトにコーディネートするのがスマートでクールです!
ここでは主に夏のコーディネートを紹介します。
冬はジャケットやコートなどがあれば、それ1枚を組み合わせることによってコーディネートも作れるので省略します。
1.男性におすすめのコーディネート
ここからは男性におすすめのコーディネートを紹介します。
1-1.Tシャツ×ジーンズ×スニーカー
旅人のスタイルとして定番中の定番がこちらです。
Tシャツにジーンズ、そしてスニーカーを合わせたシンプルスタイル。
外国人の旅人はこのスタイルが主流となっていますね!
シンプルでいて飾りすぎないまさに旅人らしい服装です。
ジーンズは動きにくいのでアクティビティやレジャーには向いていませんが、普通の観光ならTシャツとスニーカーを合わせたのがマストです。
1-2.シャツ×タンクトップ×ハーフパンツ×サンダル
海外の観光客に多いのがこちらのコーディネートとなります。
柄シャツや無地シャツにタンクトップを組み合わせ、ハーフパンツとサンダルで歩きやすさを重視しているスタイルです。
日本人にはあまりタンクトップは似合わないと言われていますが、そこは海外なのでタンクトップだけでも変じゃありません。
着脱可能で体温調節もしやすいのでおすすめの服装ですね。
1-3.パーカー×ジーンズ×ブーツ
おしゃれも忘れたくないというのならこちらがおすすめ。
パーカーはデザインも豊富でシルエットが良いので、海外旅行でも実はとても汎用性が高いアイテムです。
ジーンズとブーツを組み合わせれば、こなれ感のある旅人スタイルに。
自然の中を歩くというよりは、都会の中を歩く時におすすめですね。
2.女性におすすめのコーディネート
ここからは女性におすすめのコーディネートを紹介します。
1-1.Tシャツ×スカート×サンダル
旅をする人の金字塔と言えるのがこちらのスタイルです。
Tシャツとスカート、そしてサンダルを組み合わせた涼しさのあるコーディネートが旅人らしさを引き立ててくれますよ。
海外旅行でスカートは不向きという声もありますが、柄スカートや無地スカートごとに着回せて、意外と便利だったりします。
リゾートなどではサンダルと組み合わせるとおしゃれですね。
ハワイやグアム、サイパンなど王道のリゾートを訪れる時には、現地でサンダルを買ってコーディネートするという楽しみもあったりします!
1-2.ワンピース×パンプス
海外旅行慣れしている女性の間ではこちらのスタイルが大人気。
ワンピースはポンッと簡単に着れるのが本当に楽なんですよね。
そこにパンプスを合わせることでおしゃれもさりげなく演出できます。
パンプスではなくスニーカーにするのも良いですし、場所によってはサンダルにしてより解放感のあるファッションにしちゃうのもあり!
1-3.シャツ×パンツ×スニーカー
肌の露出を避けたい大人の旅人コーディネートがこちらです。
大人になって足を見せるのが嫌になるという人もいますよね。
そんな人はシャツとパンツ、スニーカーのシンプルコーディネートがおすすめです。
イスラム圏など肌の露出に厳しい国や地域を訪れる時にも最適。
また、スカートやワンピースとは違って下着を見られる心配もなし。
海外でもいやらしい目で見てくる人はいるので、その視線が嫌なのであれば、肌をしっかりガードできる服装で!
1-4.カーディガン×タンクトップ×スカート×パンプス
体温調節もちゃんとしたいということならこちらがマスト。
カーディガンとタンクトップ、それにスニーカーとパンプスでフェミニンなコーディネートが完成します。
海外は日本とは違ってクーラーやヒーターが強いところも多いです。
そういうところでシンプルすぎるコーディネートだと、体温調節が上手にできないこともあるかもしれません。
重ね着でおしゃれもちゃんと意識しつつ、快適に海外旅行をするならこちらのスタイルがおすすめです!
外国では避けたいNGな服装
日本ではコスプレなんてサブカルもあるくらいなので、他人の服装に対してはそこまで厳しい目を向ける人はあまりいません。
ただ、外国となると文化や風習の違いによって、避けておきたい服装もあります。
それを知らずに観光していると好奇の目で見られることも……。
そこでここからは外国では避けたいNGな服装を紹介します。
くれぐれもトラブルや問題に巻き込まれないよう、現地の人々に引かれないTPOに合わせた服装を選ぶようにしてくださいね!
1.肌の露出が多い服装
海外では肌の露出が禁止されている国も多いです。
イスラム教などの宗教色が強い国では肌の露出は厳禁。
男性も女性も肌の露出を極力控えた服装が好まれます。
リゾートでは自由な格好をしていても咎められることはありません。
それこそ男性だと上半身裸で過ごしている人もいますし、女性も水着姿で過ごしていることもありますからね。
ただ、国によっては肌の露出自体がダメなところも多いです。
また、海外で露出が高い服装をしていると「誘っている」と思われたり「娼婦なのかな」と思われたりすることもあるとのこと。
網タイツやニーソはもちろん、ホットパンツやハーフパンツ、タンクトップやキャミソールなど、女性は特に注意が必要です。
性を匂わせる胸元や足元の露出は特に気をつけておきたいですね。
2.場にそぐわない服装
日本では冠婚葬祭の時には正装をすることも多いですよね。
海外ではそれらのイベントではもちろん、普段からドレスコードが重要となってくる国も多いと言われています。
高級レストランや高級ホテルなど、その場に合った服装が必要です。
場合によってはTシャツやジーンズだとNGということもありますし、サンダルもNGというところもあります。
服装は現地の人に合わせるのがマナーです。
現地の服装のルールについては、渡航前に調べておきましょう。
また、日本人がやりがちなマスクも極力は避けたいです。
欧米などでマスクをしていると重病人だと思われることがあります。
隔離病棟から抜け出してきた人を見るかのような目で見られることも……。
さらに、日傘などもついやってしまいがちですが避けたいです。
欧米の貴族階級が日傘をするイメージですが、むしろ欧米人は日焼けして真っ黒になるのが好きだったりします。
大勢の人がいる観光地で日傘を持っていると単純に邪魔になるという事もありますので、避けておきたいですね。
3.ロゴがプリントされた服装
ファッションアイテムの多くには英語が印字されていますよね。
その他、スペイン語やフランス語、アラビア語だってプリントされていることがあったりします。
ただ、これらのロゴがプリントされているものはNGです。
意味がわかって着ているなら良いですが、意味もわからずに着ていると現地の人を不快にさせてしまうこともあるかもしれません。
その他、一般の人が見て嫌な気持ちになるようなプリントの衣服も避けた方が良いです。
4.高級なブランドの服装
ただでさえ日本人はお金持ちというイメージがあります。
世界的に見てもまだまだセレブでエリートな国だと思われているのです。
そんな海外で高級ブランドばかり着用するのはNGです。
場合によっては強盗の標的になってしまうかもしれません。
日本人は海外の人に比べて身なりを大切にする文化です。
ただ、ある程度のおしゃれは必要ですが、派手すぎるのは逆効果なのでやめておきましょう。
5.新品ばかりの服装
新品ばかりの服装だと着慣れていないということもあって、余計な疲労やストレスに繋がってしまうこともあります。
せっかくの海外旅行ということで衣服を新調する人がいますが、それはNGかもしれません。
特に靴など、普段慣れていないものを履いていくと危険です。
靴擦れを引き起こすだけではなく、怪我の原因にもなります。
歩き慣れない海外に行くのですから使い慣れているアイテムを持っていくのが無難です。
6.毛皮の装飾がある服装
動物の毛皮などは日本の服飾品に多く使われていますよね。
ただ、外国の中には動物愛護の観点から、それら動物の毛皮などを使っている衣服に対してあまり良いイメージを持っていない人もいます。
毛皮を使ったコートやジャケットだけではなく、ファーなど一部分に使われているものであっても避けておきたいです。
7.宗教に触れる服装
宗教に触れてしまうような服装は避けておきたいですね。
おしゃれ感覚で宗教関連の要素を取り入れた衣服もありますが、そういうデザインのものは海外では笑えない冗談となってしまうこともあります。
宗教絡みのプリントがされた服装はしないようにしましょう。
それだけではなく、十字架や骸骨のアクセサリーなども避けたいです。
本人はおしゃれのつもりでコーディネートしているかもしれませんが、現地の人にとっては不快でしかないということにもなりかねません!
まとめ
海外旅行での服装には正解も不正解もありません……自由です。
ただ、せっかくの海外旅行なので、デザイン性を考えつつも機能性を考えたものを選ぶようにしたいですね。
まずはその国や地域の情報を調べ、最適な服装を選んでください。
実際に旅行前に着てみて、その服装で数日間過ごせるのかを検討してみるというのも良いです。
なお、海外では避けたおきたい服装もあるので、そちらも事前に確認しておいてくださいね。
ここで紹介した海外旅行の服装の選び方を参考に、おしゃれを楽しみつつ海外旅行も思いっきり楽しんじゃってください!