海外旅行に必要なものといえばパスポートです。
でも、パスポートの更新・申請手続きの必要書類がわからない人も多く、受領の際に必要なものも意外と迷ってしまいます。
僕も必要な情報を調べるだけで一苦労でした。
そこで、ここでは海外旅行に必要なパスポートの更新・申請・受領の必要書類を紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
もくじ
パスポートの更新・申請の必要書類
パスポートの更新や申請をはじめ、受領の時には必要となる書類もあります。
免許証や保険証と同様に、この手の重要なものは必要書類を提出しないと作ることができません!
ただ、不安になる必要はありません。
最低限知っておけばまずは安心して大丈夫です!
ここからはパスポートの更新や申請に必要なものをまとめて紹介するので、事前に準備だけは済ませておきましょう。
1.一般旅券発給申請書
はい、いきなり難しい言葉が出てきて混乱しちゃいますよね!
こういう言葉を使うから、初心者の方がわかりづらくなるんですよね。
これは噛み砕くと「パスポートを作るフォーマット」と考えましょう。
主に一般旅券発給申請書は2種類あります。
1つが5年用の申請書、もう1つが10年用の申請書です!
パスポートは5年有効のものと10年有効なものがあるのは知っているでしょうか?
これは別物として考えるのが原則なので、それぞれ必要なものに応じて提出する書類も変わってきます。
また、その他にも記載事項変更のための申請書や査証欄が増補された申請書、紛失した時の届出書もあります。
ただ、普通のパスポート更新・申請では一般旅券発給申請書で大丈夫です!
こちらの申請書はパスポート申請窓口で入手可能です。
また、申請書をダウンロードして利用することも可能となっています!
窓口でドタバタしないよう、印刷して必要事項に記入し、そのまま持っていく方が早く対応してもらえます。
書類のPDFをダウンロードしたい方は、下記外務省のページから行うと便利です。
・パスポート申請書ダウンロード:https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/passport/download/top.html
2.戸籍謄本(戸籍抄本)
戸籍謄本(戸籍抄本)の入手方法は主に2つあります。
1つが役所の窓口で直接申請する方法、もう1つが郵送で取り寄せる方法です。
一般的な場合は、自分の本籍がある各市区町村の戸籍窓口で行います。
代理人が受け取ることも可能ですが、特別な理由がない限り、本人が受けとりましょう。
窓口に行った際、戸籍申請書というのを記入することになります。
必要事項に記入したら、それを窓口に渡すだけです。
それで戸籍謄本(戸籍抄本)は入手できますよ!
・戸籍申請書:1通
・本人確認書類:1通
・手数料:各1通450円
3.住民票の写し
住民票の写しというのは、コピーのことではありません。
僕も勘違いしていて「え?住民票をコピーすれば良いの?」と思っていました。
しかし、そもそも住民票の原本というのは、原則として入手することができません。
入手方法は大きく分けて3つあります。
1つが役所、1つがコンビニ、そして証明書発行コーナーです。
ただ、近年は住民基本台帳ネットワークシステムにより原則不要となっています。
役所の場合
自分が住んでいる地域の役場で取得する場合、窓口で申請して簡単に入手することができます。
必要書類に記入して、発行してもらうと良いでしょう!
以下必要なものです。
・印鑑:1本
・本人確認書類:1通
・手数料:200円~400円
コンビニの場合
近年便利なのがコンビニでの入手方法です。
コンビニでは朝6時30分から夜23時まで取得することが可能で、とても便利。
なお、以下が必要となります。
・住民基本台帳カードかマイナンバーカード:1通
・手数料:200円
証明書発行コーナーの場合
街中には証明書発行コーナーもあります。
戸籍や住民票を発行することができるということで、こちらも便利に使えます。
原則は情報を入力して、必要なものだけ揃えれば簡単に入手できます。
4.本人確認書類(身分証明書)
パスポート申請の必要書類の中でも、本人確認書類は重要です。
いわゆる身分証明書ですね。
ただ、これは誰もが持っているものですぐに用意できるので、難しいことはありません。
以下が代表的な本人確認書類です。
このサイトでは、1通で証明できるものだけ紹介します。
・マイナンバーカード:1通
・運転免許証:1通
・船員手帳:1通
以上に関しては、1通で本人確認が可能です。
なお、以下は写真が貼ってある学生証や会社の身分証明書、資格証明書などと合わせて提示することが必要なものの代表例です。
・各種健康保険証:各1通
・各種年金証書:各1通
・船員保険証:1通
基本的にはマイナンバーカードや運転免許証で良いと思います。
ここで紹介したものは原則として必要になることはないでしょう。
念のため、確認だけはしておきましょうね!
5.パスポート用の証明写真
意外と厄介なのが証明写真ですよね。
一体どういうルールなのか、これまたわかりにくいのが難点です。
いや、それぞれ見ていけば、難しいことはないんですけどね。
以下がパスポート申請に必要な写真の規格です。
・サイズ:縦45mm×横35mm、無背景、縁なし
・期間:6ヶ月以内に撮影されたもの
・表面:正面かつ無帽、頭から顎まで34±2mm
・裏面:申請者の指名を記入
証明写真はパスポート申請窓口の周辺に設置されているので、そちらで撮影することをおすすめします。
6.既存のパスポート(更新時のみ)
申請の時は必要ないのですが、更新の時には既存のパスポートが必要です。
すでに持っている有効な旅券を持っていくことが必要となります。
こればかりは以前に取得してそのままになっている人もいるので注意しましょう。
基本的には期限が切れる前に更新したいので、有効期限に注意してください。
既存のパスポートがある人は、必ず持っていくようにしてくださいね!
パスポートの受領に必要なもの
パスポートの更新や申請の時には、必要書類があることもわかりましたよね。
ただ、注意しておきたいのは受け取る時にも必要なものがあるということです。
これは難しいこともないので、安心してください。
ここからはパスポートの受領に必要なものを簡単に説明していきますね。
1.申し込み時に受け取った受理票(受領証)
パスポートを作ろうと窓口で申し込みを行った時、受理票や受領証を受け取ります。
これはパスポートを受け取る時に必要となるので、しっかり保管しておきましょう。
更新や申請の申し込みから1週間前後の期間で受け取れるのですが、意外にもこの書類を紛失してしまうことがあります。
こちらがないとパスポートを受け取ることができないので注意してください。
なお、原則として代理人の受け取りは不可能となっています。
必ず申し込んだ本人が受け取りに向かってくださいね。
2.収入証紙・収入印紙
パスポートを受け取る時には、収入証紙と収入印紙が必要となります。
これはパスポートの有効期限ごとに手数料が違ってくるので注意しましょう。
いわゆるパスポートのコストというのは、これが一番大きいかもしれません。
パスポートの有効期限 | 収入証紙 | 収入印紙 | 合計 |
残存期間10年のパスポート | 2,000円 | 14,000円 | 16,000円 |
残存期間5年のパスポート (12歳以上の場合) | 2,000円 | 9,000円 | 11,000円 |
残存期間5年のパスポート (12歳未満の場合) | 2,000円 | 4,000円 | 6,000円 |
こちらの書類を合わせて受領の際に提出しましょう!
なお、収入証紙も収入印紙もパスポート作成窓口もしくはその関連施設で発行できます。
これら受領の際に必要なものは、現地で取得できるものばかりです。
そのため、更新や申請の必要書類に比べると特に気にする必要はありません。
ただ、意外と盲点になっていることもあるので注意してくださいね。
これらを支払わないとパスポートの取得はできないので、しっかり用意しておきましょう!
必要書類の注意点
必要書類を集めるだけなら、難しいことはありません。
ただ、情報の間違いや条件の不備には気をつけてくださいね!
ここからは必要書類や必要なものにおける注意点を紹介するので、パスポートを作る時には気をつけておいてくださいね。
基本的なことがメインとなりますが、意外と多いのでぜひぜひ頭に入れておいてください!
1.情報の間違い
基本的に用意する書類に関しては、役所などを通して入手するものが多いです。
そのため、情報が間違っているということはほとんどないでしょう。
ただ、万が一ということもあるかもしれません。
書類に不備がある場合、更新や申請ができないことがあります。
特に気をつけておきたいのは、情報の間違いです。
必ず提出の前に情報が間違っていないかどうか確認してください。
2.条件の不備
パスポート用の証明写真などは、条件を満たしていないこともあります。
それを持って行って「パスポートに使ってくれ」と言っても難しいです。
原則として必要な条件をクリアすることが必要なので、事前によく条件を確認しておきましょう!
その他、10年用のパスポートを作るのに5年用の収入証紙や収入印紙しか発行できなければ、当然ですが受理することができません。
1つ1つしっかりと確認して、再提出にならないようにしましょう!
まとめ
パスポートの更新・申請手続きの必要書類はそこまで多くありません。
ただ、初めての人はちょっとだけ難しい言葉が並ぶと怖くなりますよね!
でも大丈夫、ここで紹介した必要なものを用意しておけば間違いないです。
それよりもここまでくればもう海外旅行は目の前なので、そちらに目を向けましょう!
必要書類に関してどうしてもわからないことがある場合は、直接窓口に相談してみても良いかもしれません。
実は都道府県ごとに条件などが変わってくることもあるので、そこは注意しましょうね。
ここで紹介したパスポート更新・申請手続きの必要書類や受領に必要なものを知り、パスポートを作っちゃいましょう!