海外旅行を仕事にできる職業はいくつかあり、現代では「旅を仕事にする」なんて根っからの旅人もたくさんいますよね。
僕も海外旅行ブログで雀の涙ほどの広告収入をいただいていますので、ある意味では旅を仕事にしている1人です。
そんな旅の仕事の中でもメジャーなものといえば、旅好きが一度は憧れる添乗員やツアーコンダクターの仕事ではないでしょうか?
ただ、この仕事は薄給なのに激務で有名。
本当のところはどうなのでしょうか?
ここではそんな海外旅行の添乗員やツアーコンダクターが抱える裏話や裏側を、現役で働く人を中心に聞いてみました。
この仕事は良い面もあれば悪い面もあるのが特徴。
……働いたことがある人にしかわからない現状とは一体?
添乗員は仕事内容がきついけど楽しい
海外旅行に慣れていない人であれば、まず初めての海外旅行は添乗員付きツアーなどに参加することが多いですよね。
そんなツアーを無事に遂行できるようにサポートするのが、添乗員やツアーコンダクターの仕事。
結論から言うと添乗員の仕事は本当に大変です。
仕事内容は旅行を的確にサポートすること!
一見すると簡単そうに見えますが、辛いながらも楽しいのが添乗員の仕事と言われ、やりがいを感じるかどうかも働く人次第。
以下、出国前の主な仕事内容です。
- 事前の打ち合わせ
- 旅行情報の調査
- 航空券の確認
- ホテルの確認
- 現地ツアーの確認
- 参加者の確認
- スケジュールの確認
- 現地スタッフへの伝達
以下、ツアー中の主な仕事内容です。
- 挨拶
- 注意事項の説明
- 現地スタッフとの合流
- 飛行機や空港の案内
- ホテルの案内
- 観光の案内
- 食事の案内
- チェックイン・チェックアウトの対応
- トラブル・問題への対処
- アンケートの配布
以下、帰国後の主な仕事内容です。
- 報告書の作成
- 代金の回収や精算
- 参加者への連絡
もう大変過ぎて海外旅行が嫌いになる……なんてことはないと思いますが、事実それほどきつくて楽しい仕事なのです。
単なる旅行好きというよりは、誰かに旅行を楽しんでもらうことにやりがいを感じる人に向いている仕事です。
僕の知り合いで添乗員をやっている人は「大変なだけ大変で給料が安い」「予測できないことの連続で疲れる」「旅行が好きなだけでは無理」なんて烈火の如く愚痴が飛んでくることも!
逆に「旅行がもっと好きになった」「出会いが増えて嬉しい」なんて感嘆の声が飛んでくることもありますね。
きついけど楽しい……それが添乗員の仕事!
添乗員やツアーコンダクターの嬉しい裏話
さてさて前置きが長くなっても疲れてしまうので、ここからは添乗員やツアーコンダクターの嬉しい裏話を紹介します。
僕たちが快適に旅行している裏側で、実は添乗員だからこそ得られる恩恵があったりするんですよね。
それがあるから添乗員の仕事は人気!
ここでは現役の添乗員に話を聞いてみたのはもちろん、元添乗員にも話を聞いてまとめてみました。
添乗員の仕事をやってみたい人はぜひ。
1.無料で海外旅行ができる
添乗員最大の魅力は無料で海外に行けること。
無料で海外旅行というよりは旅行会社や旅行代理店に所属することで、海外で仕事ができるということになりますね。
当然、ツアー同行にかかる費用は会社持ち!
興味がなかった国や地域であっても仕事だからこそ行けるということもあり、自然と海外旅行経験も豊富になれるわけです。
ただ、スーツケースや着替えや洗面用具など、ツアー同行の際に必要なものは自分で準備しなくてはなりません。
多くの添乗員は正社員ではなく派遣社員や契約社員として登録しているため、最低限の旅費以外は有料となることが多いです。
それでも飛行機やホテル、ツアーの料金は無料なので魅力もありますね。
2.外国での出会いが増える
添乗員の仕事では外国に渡航することが多くなるため、自然と現地の人たちとの出会いも増えるわけです。
現地で運転手をしてくれるドライバーはもちろん、案内してくれる現地ガイドとも交流が広がり、仕事のフィールドがグローバルに!
さらには他の添乗員仲間も増えるとのこと。
添乗員は大手の旅行会社や旅行代理店に派遣されていることが多いため、同じ業界の知り合いがかなり増えるそうです。
そういう意味では海外だけではなく、旅行業界のコネが増えていくというのも魅力なのではないでしょうか?
3.手紙やメールが届く
ツアーの参加者の中には旅行が終わった後も手紙やメールを送ってくれる人がいるため、同行後も交流が続きます。
純粋に手紙やメールが届くというのは嬉しいとの声も多数。
最近だとFacebookやTwitter、Instagramのアカウントを交換して、そこから交流するのも流行っているそうです。
SNSを使って参加者同士がグループを作ることもあり、そこに誘ってもらえることもあるなど楽しみは尽きません。
旅好きの輪がどんどん広がっていく感覚!
ただし、参加者との個人情報の交換を禁止している企業もあるので、所属する会社ごとに確認しておくことが必要ですね。
4.旅の知識が身につく
自分で海外旅行する際には目的地に合わせて情報を調べるわけですが、ある程度情報が集まったら終わりということも多いですよね。
ただ、添乗員はそうもいきません。
ツアーへの参加者を隅々までサポートできるように、ありとあらゆる事態に備えて旅の知識を身につけておくことが必要です。
旅行中は「これって何?」「あれって何?」と参加者から聞かれることも多いため、常に勉強しておかなくてはなりません!
仕事とは言っても旅の知識が身につくのは魅力。
旅行に関するお得な情報も自然と集まります。
また、参加者と添乗員の両方の目線で旅の知識が身につくので、自分が海外旅行する時にも苦労はしません。
5.現地に詳しくなれる
添乗員は現地の情報にも詳しくなれます。
嫌でも……という言い方は語弊があるかもしれませんが、とにかく添乗員でないと知りえない情報も入ってくるわけです。
熱心な現地ガイドの話を聞いているだけでも、その国の歴史や文化、絶景や世界遺産、秘境の情報がどんどん集まる。
むしろ仕事だからこそ詳しくなれるのは強み!
勉強せずとも現地ガイドの生の情報を聞けるというのは、旅行業界でのステップアップでも大きなチャンスとなります。
現地に詳しくなれば、自分が海外旅行する時にも役立ちますよね。
6.ワンランク上の食事が楽しめる
ツアー参加者の食事はまとめて提供されることが多いですが、実は添乗員や現地ガイドだけ別メニューだったりすることもあります。
しかも、ワンランク上の食事が提供されることも!
国によっては特別なメニューを出してもらえることもあり、実際に参加者よりも良い食事をしていることもあるのだとか。
さすがに高級料理が出てくるという優遇はないものの、添乗員の仕事をしているからこその特権も得られるということですね。
また、参加者の食事中は各自で食事をすることも多いため、自分で現地のグルメを厳選して食べることもできます。
何度も訪れている国なら、美味しい店を選べて一石二鳥。
7.言葉が上達する
添乗員の仕事をする以上、英語は必須。
中には中国語や韓国語など、日本人に人気の海外旅行地の言語を習得している添乗員もたくさんいらっしゃいます。
仕事だからということもあるのですが、添乗員をやっていると自然とその国の言葉が上達して、英語以外も習得できるのだとか。
英語だけでも強みなのに多言語が話せれば向かうところ敵なし!
基本的な日常会話のフレーズがポンッと頭に浮かぶようになるので、無理なくネイティブに近づいていくそうです。
添乗員の仕事をしているだけでビジネス英会話が身につくなど、語学学習のために添乗員になるというのもあり。
8.マイルが貯まりやすい
添乗員は何度も何度も飛行機に乗ります。
仕事とは言っても客室乗務員やキャビンアテンダントとは違う立場で飛行機に乗るため、マイルも貯まりやすいです。
航空会社にとっては添乗員も大切な乗客!
実際には添乗員だけマイルが付与されない座席になることもあるようですが、それでも普通の人より貯まるのは確実。
また、それをプライベートで使っても問題はないので、仕事で貯めたマイルで海外旅行に行くという添乗員もいるようです。
航空券が実質無料になるのは嬉しいですよね。
暇な時には休暇を取得してプライべート旅ってのもあり。
職場によっては貯まったマイルも仕事で使ったりすることもあるので、そこだけは注意が必要となります。
9.転職に有利になる
添乗員業界は思っているよりも狭い業界ということもあり、仕事をすればするほど顔を知ってもらえるようになります。
大手の旅行会社や旅行代理店の添乗員ともなると、他の会社の添乗員と知り合うことも多いです。
そうなれば転職する時も有利。
転職する際には今までの仕事で手に入れたコネをフル活用し、新しい職場に就職するという添乗員もいたりします。
ただ、添乗員同士での愚痴を言い合うこともあり、他社にも自分の評価が伝わってしまっていることもあるので要注意。
逆に狭い業界だからこそ発言は控えめに!笑
10.恋活や婚活もできる
出会いが豊富ということもあって、添乗員の中には運転手やガイド、他の添乗員、参加者と恋に落ちるということもあるようです。
まるで修学旅行生とバスガイドの恋のように!
さすがに参加者と恋に落ちるなんてことはほとんどないと思いますが、海外で出会った人と国際結婚をする人もいるのだとか。
それほど恋活や婚活にも向いている職場です。
添乗員は婚期が遅れるなんて話をよく聞きますが、意外にも出会いが多くて恋愛しやすい業界だということです。
もちろん、こればかりは人によりますけどね。
添乗員やツアーコンダクターの悲しい裏話
添乗員の仕事は常に戦場そのもの。
過酷な状況で果敢に戦っているわけです。
ここからは添乗員やツアーコンダクターの悲しい裏話を紹介。
現実として添乗員の仕事は過酷。
その厳しさからすぐに辞めてしまう人も。
人気の仕事の裏側で苦労している添乗員も多数!
まずは現役添乗員や元添乗員に話を聞き、この仕事がどういう仕事なのかを知ってみるというのも良いと思います。
そこにあるのは働く人だけが知る現実。
参加者が知らない予想外のエピソードもぜひ。
1.パスポートが警戒される
添乗員はそれぞれ各担当のエリアがあるのですが、この担当エリアは定期的に変更もしくは更新されていくのが普通です。
仕事なので一部の地域だけというわがままは通りません。
結果、指定された地域に何度も渡航することに。
時にはアジアに飛んだり、時にはアメリカに飛んだり、さらにはヨーロッパやアフリカに飛んだり地球を右往左往。
当然ながらパスポートは入国スタンプでびっしり!
そうなると海外旅行する際に警戒されます。
渡航経験が多い人……特にコロコロと国を変えたり、逆に同じ国に何度も通っていたりすると警戒度も高くなるわけです。
添乗員をすることで旅行しづらくなる可能性があるというのは、ある意味では職業病というか仕事の弊害と言えます。
2.入国審査や税関が厳しくなる
パスポートの警戒が強くなることはもちろんですが、渡航数が多いと入国審査や税関も厳しくなる傾向があると言われています。
国ごとに渡航した個人情報が登録されるため、犯罪歴や逮捕歴も照合すればすぐにわかってしまうわけです。
もちろん犯罪歴や逮捕歴はない人がほとんどなので気にしなくて良いですが、いつどの国に渡航したのかもバレバレなのは要注意!
空港係員によっても変わってくるのですが、添乗員の中には入国審査や税関が厳しくなったと感じている人もいるのだとか。
これは感覚的な問題かもしれませんが、入国審査や税関で引っかかってしまう添乗員も多いです。
3.海外旅行に飽きる
海外旅行は刺激に満ち溢れているのですが、それが仕事になってしまうことで海外旅行自体に飽きてしまうこともあるようです。
遊びで海外に行くのなら良いのですが、仕事で何度も訪れてしまうと感動が薄れてしまうのは必然かもしれませんね。
ある意味では一番悲惨なことではないでしょうか。
旅人にとって海外旅行に飽きるというのは悲劇!
海外旅行に飽きるかどうかは人によりますが、何度も渡航した国だとわざわざ「プライベートでも行こう」とは思えなくなります。
ただ、逆に仕事で訪れてからその国が大好きになり、プライベートで何度も訪れる人もいるので、そこは表裏一体。
4.無理な要求をされる
添乗員の仕事はツアーの参加者も重要。
参加者の中にはクレーマー体質で何に対しても文句を言ってくるような人もいるなど、人間関係はなかなかハード!
無理な要求をするモンスター参加者もいるとか。
「飛行機の座席を変えてくれ」や「ホテルが汚いから変えてくれ」なんてクレームは日常茶飯事で、中には「ツアーの内容を変えてくれ」なんて無理な要求をされてしまう添乗員もいるのです。
ツアーはもともと決まった旅程で進んでいくものなので、そういう変更はさすがに無理……クレーマー恐るべし!
また、参加者からのセクハラやパワハラも。
海外旅行の添乗員付きツアーであれば少なくとも数日間は常に一緒に行動するので、それ自体がストレスになることもあります。
5.トラブルや問題だらけ
ツアーは毎回のように参加者が違うため、添乗員が遭遇するトラブルや問題は日常茶飯事……まさに予想不可能です。
中には思いもしない事態に見舞われることも。
「航空券を失くした」「財布を落とした」「スマホがなくなった」「○○さんがいなくなった」「トイレに行きたい」……この手の小さなトラブルや問題は当たり前!
それらに対処するのも添乗員の仕事です。
ただ、トラブルや問題が頻発するとへとへと。
添乗員をしていると冷や汗をかく場面に遭遇することも多々あり、同行中は気が休まる時間など1分1秒たりともありません!
添乗員ほど図太くないとやってられない仕事は他にない。
そう言っても過言ではない仕事なのです。
6.現地ガイドと喧嘩になる
海外ツアーだと平均で5日間~7日間ほど、長ければ8日~12日ほど現地ガイドと一緒に行動することになります。
運転手とは会話も少なく喧嘩になることも少ないですが、ツアーを一緒に回る現地ガイドとは喧嘩になることもあるようです。
恋人やカップルでも喧嘩してしまう海外旅行。
家族やファミリーでも喧嘩になる海外旅行。
仕事で関わっているだけの現地ガイドであれば、意見が食い違うことで険悪なムードになってしまうのも仕方ありません!
現地ガイドの中には我が強い人も多数。
熱心にガイドしようという気持ちが強すぎて頑固になることもあり、添乗員の方が圧倒されてしまうこともあるのだとか。
事実、現地ガイドとクレーマーの板挟みに頭を抱えている添乗員も少なくありません。
7.おしゃれができない
いくら海外での仕事とは言っても、添乗員が派手なメイクやファッションをすることは……なかなかできません!
仕事なので節度を守った化粧と服装が必須。
髪型もあまり遊びすぎると印象が悪いです。
中には20代なのにスキンケアすらする時間もなく、参加者から30代~40代に見られてしまうという添乗員もいるのだとか。
おしゃれができないと老けて見えるのも事実。
そもそも海外でそこまで身なりに気を遣う人いないため、自然と「自分も気にしなくなった」という添乗員もいますね。
おしゃれができないというよりは気にしない。
8.初めての国でも動じてはいけない
添乗員と聞けば旅行のプロ。
……だと思っているツアー参加者も少なくありません。
そのため、初めての国でも堂々と振舞うことが必要です。
何を聞かれても大丈夫なように勉強が必須。
添乗員も初めて訪れる国はたくさんあるのですが、その国や地域を知り尽くしたプロとして振舞わなくてはなりません!
同じ国でもシーズンや季節によって訪れるところが違うので、必ずしも訪れたことがある場所だけとは限りません。
それでも添乗員は渡航経験が豊富だと思われているため、参加者を安心させるためにも堂々としている必要があるのです。
それゆえ精神的にも肉体的にも疲労困憊。
9.休む暇が少なくて体力が続かない
添乗員の労働時間は労働基準法違反ギリギリ。
海外旅行では労働時間も8時間は余裕で超えますし、場合によっては12時間~16時間以上となることもあるほどです。
飛行機やホテルで休めると言っても雀の涙!
なんだかんだで夜寝るのも深夜になります。
ようやく1日の行程を終えたとしても翌日の準備が必要で、朝も参加者より1時間~2時間は早く起きなくてはなりません。
そのため、休む暇がなくて体力が続かないという意見も多く、実際に20代や30代の添乗員はまだしも、40代や50代になってくると相当きついと言われています。
10.婚期が遠のいてしまう
こればかりは曖昧な話なのですが「添乗員になると結婚できない」なんて噂話が旅行業界で囁かれています。
海外にいることがどうしても多くなるため、結婚はもちろん交際すらチャンスを掴む暇がないなんてことも!
ただ、逆に出会い自体は豊富なので、上手に恋活や婚活すれば結婚できないということはありません。
事実として既婚者の添乗員もいるわけです。
そのため、この説は人によりますね。
11.不規則な生活になる
添乗員として仕事をしていると訪れる国ごとに日本との時差があるため、どうしても不規則な生活になってしまうのだとか。
8日間のアメリカツアーから帰ってきてすぐに10日間のヨーロッパツアー……なんてことも普通あるのが添乗員の仕事!
そうなると体内時計がおかしくなってしまい、日本での日常生活に支障をきたすということもあるそうです。
中には常に頭がふわふわしている人も。
意外と慣れてしまう人もいるようですが、体内リズムの乱れは体調不良にも繋がるので注意したいところ。
添乗員の不健康は大きな問題でもあります。
12.参加者の好き嫌いがある
添乗員も血の通った普通の人たちです。
そのため、参加者の中にも好き嫌いがあるのです。
こればかりは人と人との仕事なので仕方ないこと!
クレーマーな参加者だと極力は刺激しないように避けてしまうし、同年代の参加者とは話が盛り上がることも多いです。
好き嫌いばかりはどうしようもありません。
ツアー参加者は子供からお年寄りまで老若男女問わず多岐に渡るので、それぞれ参加者ごとに対応を変えなくてはなりません。
常に気を遣う対応の連続には骨が折れます。
13.拘束時間が長くて給料が低い
添乗員は拘束時間が長くて給料が低い仕事です。
聞くところによると派遣や契約の添乗員は平均年収が230万円ほどで、日当も国内で9,000円ほどで海外で13,000円ほどとのこと。
東京や大阪など大都会で働く添乗員であっても年収は240万円ほどで、福岡や札幌などの地方都市になると190万円ほど。
あくまでも人によって給料は違いますが、長い時で1日10時間以上働くことが多い職業にしては給料が低い!
そんな怒りの声が僕の胸にも届いています。
業務の苦労に比べると給料が安いというのは大変ですし、個人的にはもっと添乗員の方の給料を増やしてあげるべきだと思います。
14.物品販売をしなくてはならない
海外旅行のツアーでは、現地の人のために物品販売をサポートしなくてはならないのも添乗員の仕事だったりします。
ツアーでは立ち寄りたくもないお土産屋に立ち寄ることも多いのですが、添乗員は参加者側ではなく店側に立つ必要があります。
そこで民芸品や工芸品など物品販売の手伝いが必要となることも!
時には参加者から不満の声が噴出することもあり、添乗員の中には「この時間が一番苦痛かも」と嘆く人もいるほどです。
ノルマはないことがほとんどですが、現地ガイドも「お金を使ってくれ」というオーラを醸すので気苦労が絶えません。
15.宴会で接待しなくてはならない
若い参加者は1日の行程が終わればそのまま部屋に戻ることも多いですが、年齢を重ねた参加者ほど宴会が大好きです。
社員旅行などでは特にその傾向も強いですね。
海外での宴会には添乗員が同行するのも基本。
本来の仕事は旅行をスムーズに遂行できるようにすることなのですが、関係のない宴会で接待しなくてはならないことも!
ただでさえ疲れてへとへとなのに、宴会で接待までしなくてはならないなんて……想像しただけで恐ろしい。
添乗員にはこういう業務外の仕事もありますね。
まとめ
「海外旅行をするのが仕事なんだ」と意気込んで添乗員になったものの、大変な思いをしている人も数えきれないほどいます。
もちろん、どんな仕事でも良い面も悪い面もあるのが普通なので、そこはきついけど楽しいと思える人に向いていると言えます。
この仕事に興味がある方は、裏側や裏話を知ってから求人に応募するとギャップに驚くということもないかもしれません。
過酷な状況で果敢に戦っている添乗員も多いので、添乗員同行ツアーに参加する人もそこを理解しておくことが必要です。
添乗員も人なので間違うこともありますし、知らないことだってあります。
ここで紹介した海外旅行の添乗員やツアーコンダクターの裏側や裏話を参考に、ツアーを楽しむようにしてください。
添乗員になる人は覚悟して挑戦してみましょう!