海外旅行を予約しようと思ったら「もう予約が埋まってる!」なんて状況になっていて、冷や汗をかいたことがある人はいませんか?
僕も予約状況に空きがあるとつい油断して、気づけばキャンセル待ちになっているなんて悲劇を何度も経験しています。
飛行機やホテルなら別の便や別の部屋を探せば良いだけですが、パッケージツアーになると予約不可なんてことにもなりかねません。
ただ、そんな状況でもキャンセル待ちで予約することは可能です。
そこで、ここでは海外旅行のキャンセル待ちを予約できる確率について解説する他、予約の仕組みや裏事情についても紹介します。
もくじ
海外旅行のキャンセル待ちを予約できる確率
海外旅行の予約は早い人だと1年前、遅くても半年前くらいから進めておく人が多いのではないでしょうか?
ただ、会社や学校が休めるかどうかわからないし、旅行の日数や同行者の人数も未定だし……と悩んでいる間に時間もギリギリ!
そんな時は予約にもなかなか踏み切れないですよね。
当然のように予約が遅くなればなるほど埋まってしまう確率も高くなり、気づけばキャンセル待ちでしか予約できないなんてことも。
結果、予約できずに悶々とした日々を過ごすことになります。
そこで気になるのが「予約できるのかな」ということなので、ここからは海外旅行のキャンセル待ちを予約できる確率を解説します。
1.キャンセル待ちの確率を計算するのは難しい
結論を言うとキャンセル待ちの確率を計算するのは難しいです。
キャンセル待ちの状態で出発当日までキャンセルが出なければ、単純計算しても予約できる確率は0%となってしまいます。
他の人たちも予約する段階まで進んでいるため、何か諸事情がない限りは原則としてキャンセルするなんてことは考えられません!
40日前~30日前を過ぎてしまうとキャンセル料も発生することが多いので、損をしないためにもキャンセルは極力しないはずです。
つまり、キャンセル待ちの時点ですでに逆境!
それでも仕事が入ってしまったり、同行者が行けなくなったり、病気や怪我をしてしまったり……キャンセルになる事情は人それぞれ。
キャンセル待ちはそういう状況になって初めて突破できます。
近年ではテロやデモなど現地の治安を考慮して自粛する人も多くなっているため、キャンセル待ちでも意外と予約できたりします。
厳密にはキャンセル待ちでも予約できる確率は少なからず残っているので、諦める必要はありません。
ただ、その確率を割り出すことは不可能です。
できる限り柔軟な計画を進めておき、そもそもキャンセル待ちではなく余裕を持って予約できる状態で予定を立てていきましょう。
2.キャンセル待ちでも予約できる確率
キャンセル待ちでも予約できる確率は、高くて40%~50%ほどだと思います。
「あれ?意外と高いじゃん!」と思った人も多いかもしれません。
これには理由があって、個人的にもキャンセル待ちを突破した経験から言うと低くても20%~30%ほどは予約できると実感しています。
そもそもキャンセル待ちを受け付けているということは、旅行会社もキャンセルが出ると見越して募集していることになります。
中にはキャンセル待ちの順番を把握していて、おおよその予約できる確率を教えてくれる旅行会社もあるほど!
……ということは、もし最初から予約のキャパシティを超えてしまうようであればその時点で予約の募集はストップするはずなのです。
仮にもキャンセル待ちで予約を受け付けているということは、ある意味「もうちょっとだけ余裕がありますよ」ということでもあります。
キャンセル待ちが多くなればなるほど自分が予約できる確率は下がってしまいますが、早めに申し込めば予約できる確率も上がります!
また、単純にキャンセルを待っている状態であることもあれば、旅行会社の飛行機やホテルの確認待ちということもあります。
予約できる確率は旅行会社によって違ってくるので、キャンセル待ちの状況に関しては直接問い合わせてみてください。
ただ、旅行会社のスタッフも把握できていないこともあるので、無理に文句を言うとクレーマー扱いされてしまうので要注意です!笑
とにかく予約の確率を高めたいのなら早めに予約すること。
あくまでもキャンセル待ち突破の予測は難しいため、状況によっては他の旅行会社で予約したり、飛行機やホテルや現地ツアー自体を変えてしまうというのも手です。
旅行会社によっては飛行機の空席やホテルの空室を一定数のみ確保していることもあるので、数が明確な場合は直接聞いた方が早いです。
旅行会社の予約の仕組みと裏事情
旅行会社の予約の仕組みは少々複雑です。
すでに予約するのが遅れていてキャンセル待ちになりそうな場合には、まず旅行会社の裏事情についても知っておきましょう。
ここからは現役で旅行業界で働く人に聞いてみた情報を参考に、旅行会社の予約の仕組みや裏事情について紹介します。
1.旅行会社の予約の仕組み
まず海外旅行の予約にはリクエストという段階があり、そこまで進んで初めて申し込みできるかどうか打診することになります。
旅行会社は一定数のみ飛行機の座席数やホテルの部屋数を確保していて、申し込みがあった段階で予約を埋めていくわけです。
主にキャンセル待ちには2つの状況が考えられ、1つが純粋に待っている状況、もう1つが旅行会社で予約数をコントロールできずに便宜上キャンセル待ちとしている状況です。
前者はシンプルに待つだけなのですが、後者は飛行機やホテルの残りによって左右されるため、現地に確認して回答が返ってくるまでは旅行会社の人であっても把握できません!
予約はあくまでも空席や空室を押さえるという意味なので、現地の航空会社やホテルから返信がないとわからないこともあるのです。
つまり、キャンセル待ちに対してクレームを入れても無意味。
そのリクエストから返信までは2日~3日ほどかかり、もっと時間がかかると1週間前後は連絡待ちとなることもあります。
その場合は旅行会社に「キャンセル待ちがどれくらいいるの?」と聞いてもわからないこともあるので注意してくださいね。
2.旅行会社の裏事情
旅行会社ごとに座席や部屋を確保していることが多く、実はその数もそれぞれの旅行代理店で変わってくることがあります。
これを旅行業界ではブロックと呼ぶのですが、このブロックがある程度把握できている場合はキャンセル待ちがどれくらいいるのかも把握可能です。
大手の旅行会社や旅行代理店となると申し込みも必然的に多くなるため、その度飛行機やホテルを確保していては際限ありません!
そのため、事前に契約して予約漏れがないよう前もって押さえておくわけです。
しっかり空席や空室をブロックしているところなら、キャンセル待ち突破の確率も上がり、予約できる可能性も高くなります。
たまに「HISはキャンセル待ちだったのにJTBは予約可能だったよ」なんてことになるのも、確保しているブロックの数が違うという裏事情があるためです!
海外旅行を確実に予約するための方法
海外旅行を確実に予約する方法、それはとにかく早く予約することです。
これしか言えない自分が悔しいのですが、空き枠の予約さえ埋まっていなければほぼ間違いなく100%予約することができるはず!
これはパッケージツアーはもちろん、個人手配する際の飛行機やホテルや現地ツアーなどでも同様です。
ただ、場合によってはキャンセル待ち自体ができないこともあり、そういう状況で「どうしても行きたいからねじ込めないかな?」と打診しても「難しいです」と言われてしまうと思います。
単純に融通が利かないとかではなく、こればかりは仕方ないこと。
他の人も早めに決めて予約しているので条件はみんな一緒!
確実に予約したいということなら、キャンセル待ちではなく別の方法を考えた方が良いかもしれません。
例えば、キャンセル待ちになっていても他の旅行会社では予約が可能ということもあるので、複数の旅行会社に相談してみるのもあり。
早め早めに1年前、遅くても半年前には決めておき、旅行会社を利用するのなら先に予約してしまった方が良いです。
万が一の時は自分がキャンセルすれば良いだけなので、予定がわからない時は数ヶ月ほど余裕を見て予約するようにしてください!
なお、旅行会社のツアーで確保しているブロックがなくても、個人手配でなら予約できることもあります。
個人で飛行機やホテル、現地ツアーを予約するのは難しくないので、いざという時には旅行会社を通さずに予約してみてくださいね。
まとめ
海外旅行を旅行会社や旅行代理店を通して予約する場合、すでに空き枠が埋まっていてキャンセル待ちになることも多々あります。
それを突破して予約できる確率はそこまで高くないですが、実際には20%~50%はあると言っても過言ではありません。
ただ、最初からキャンセル待ちが不可能なところもあるため、他の旅行会社にも相談してから予約できるかどうか判断してみましょう。
どこも埋まっている時には個人で予約してしまうのもあり。
ここで紹介した海外旅行をキャンセル待ちで予約できる確率や旅行会社予約の仕組みや裏事情などを知り、上手に計画を立てましょう!