世界の幸福度・幸せな国ランキング!日本の幸せ度が低い理由と原因

世界の幸福度・幸せな国ランキング!日本の幸せ度が低い理由と原因

あなたは幸せですか?……そう聞かれて「幸せだ」と心の底から言える人、意外にも少ないのではないでしょうか。幸せの形は人それぞれなので正解はありません。しかし、幸福を感じる人と感じない人は必ずいます。この記事では世界の幸福度・幸せ度ランキングを軸に日本の幸福度が低い原因・理由を考察してみます。

あなたは幸せですか?

どうも!「幸せってなんだろう」といつも考えているチキンジャーニーのハルです!

僕は海外に行くと、幸せについてよく考えてしまいます。

さて、もう一度聞きたいのですが、あなたは幸せですか?

僕はこう聞かれると、答えがわからなくなってしまいます。幸せな時もあれば不幸せな時もある。幸せの形は人によって違う。だから自分にとっての幸せを探すのだけれど、たまにわからなくなる。

結局、幸せは「気づけるかどうか」だと思うんです。

1.日本に生まれる確率

さて、この世界で日本に生まれる確率を知っているでしょうか。

答えは約1.6%です。2017年の世界人口が約74億人、日本人口が約1億2,000万人。今後世界人口は増加し、日本人口は減少することを考えれば、日本に生まれる確率はもっと低くなります。

そこのスマホゲームでガチャを引いているあなた!1.6%で、超激レアキャラを1発で引けますか?

自分の人生は1度切り。自分が生まれる確率すら奇跡的なのに、その中で日本というステージを引けたのは、とてつもない幸運。日本に生まれたことを後悔している人もいますけどね。

日本は美味しいものがたくさんあり、美しい自然や驚くような歴史、治安の良さ、経済的な豊かさなどがあります。それは当たり前のように、僕らが食べて見て寝て感じているもの。

それができるのは日本が世界的に見ても豊かだからです。いわゆる先進国と呼ばれるものだから。

ちなみに先進国と呼ばれる国の人口は約12億人。それを世界の総人口で計算すると、先進国に生まれる確率は約16%

近年、高度経済成長を迎えている国が今後先進国になることを考えると、恵まれた国に生まれる確率自体は今後増えるかもしれません。

もちろん、先進国すべてが幸せとは言いません。男女の恋愛や結婚の要素は国によって違うので、厳密な数字ではありません。だた、後進国と呼ばれる国に生まれる確率は約84%もあるのです。

その中で日本に生まれるということは、当たり前のことではありません。貧しい国の人から見れば、気絶してしまいそうなほど幸せな条件が揃っているのが日本。

でも、それに気づいていない人が多いのかもしれません。もしくは当たり前になり過ぎて、奇跡のような確率を知らないだけかも。

2.幸せに気づくということ

幸せの形は人によって違います。お金を稼ぐことが幸せな人もいれば、食べているだけで幸せな人もいますし、趣味に没頭しているだけで幸せな人もいる。幸福の基準や指標は千差万別

でも、世界にはそれすら許されない人もいます。

その逆で何でも幸せに感じられる人もいるのです。

「その国の人じゃないからわからないよ」という意見もわかります。でも、幸せなことに自分から気づけなければ、一生幸せにはなれない可能性もあります。

ある国では食べるものが何もないかもしれない。ある国では仕事がなく、ゴミを拾ってでしか生きられないかもしれない。ある国ではお金がなくて、貧しい生活をしているかもしれない。

日本の視点で見ると、そういう人が不幸に見えるかも。でも、そういう人が不幸だとは言えません。不幸だと思っている人も当然いますが、逆にその生活を幸せだと思っている人もいます。

日本の恵まれた環境に気づけるかどうかが重要です。そうやって幸せを自分から見つけようとしている人は、いつも幸せなはず。

僕が知っている人の中にもそういう人はいっぱいいます。

残業がどんなに大変でも趣味の映画で幸せになれる人。お金がなくても昼寝するだけで幸せになっちゃう人。おにぎり1つ食べるだけで幸せな人。

自分が「幸せだ」と思えることを見つけられること。これが幸福の1つの答えなのかなと思います。

3.良い面も悪い面も多い日本

日本は国民から好かれている国だと思いますか?

実際は税金も高いし、頭のカチカチな人が多いし、みんな余裕がなくてイライラしているし、仕事も大変だし、人間関係も疲れる。そんな一面もあります。

僕も日本の好きな面があれば、嫌いな面もあります。

しかし、世界の人々の中で、自分の国を悪く言う人はそこまで多くないのではないでしょうか。もちろん、問題を抱えている国は別ですけどね。

案外、日本を悪く言っているのは日本人自身なのかもしれません。

でも、海外の人からみたら「こんなに素晴らしい国はないだろ」という意見も多いです。僕も世界を旅するようになってから、そのことに気づきました。

「海外旅行したくらいで何をわかった風に……」そんな声聞こえてきます。でも、そんな素晴らしい国に住んでいるのに悪く言うことしかできないのは、もったいない!

もっと良い面を見て、その上で悪い面も変えていくことが必要ですね。

ちなみに、日本の世界幸福度・幸せ度ランキングは、2018年の調査結果で54位、2017年は51位、2016年は54位、2015年は46位。先進国の中では最低クラス。最下位の常連

2018年以降も、順位が急激に上がることはないでしょう。

確かに労働人口の約4割が非正規雇用だったり、自殺者が多い過労勤務の労働環境だったり、介護施設や保育施設が不十分だったり、政府や政治家に対する不信感が増していたり、税金の無駄遣いがあったり……。

その他にも先進国でありながら悲惨な点も多々あります。

そこをどう考えるか。もちろん悪い面を見ることも重要。でも、良い面も見ることも必要ですね。

世界の幸福度・幸せ度ランキング

3月20日、それは国際幸福デー。毎年3月になると、国連では世界の約155か国を対象に、国民の人生選択の自由度や福祉の充実度、社会的支援、国内総生産GDPなどの経済、健康寿命、政治や社会の腐敗度などを参考に幸福度ランキングを発表します。

世界で幸せな国とはどういう国なのでしょうか。まずはランキングをチェックしてみてください。ちなみに、今回のランキングは2018年のデータを基にしています。

1位.フィンランド

福祉や教育、介護が充実している国と言えば、北欧フィンランドです。幸福度ランキングでは、ヨーロッパの中でも特に北欧がランキング上位を占めていますね。

フィンランドは、その圧倒的に寛容な社会が評価されているようです。条件付きなものの学費が無料の国ということもあって、人生をリセットするチャンスが多々あります。それは日本ではまずできないこと。

就業環境も年功序列ではなく、終身雇用もないので、転職もしやすいのも特徴。過去の職歴からリスクを避けるのではなく、今何ができるのかを重視する社会なのも魅力的です。

この国では事実婚も認められていて、結婚という形式にこだわる日本に比べて自由恋愛がより強いです。離婚も重過ぎるものではなく、単なる別れくらいのもの。日本のように重責を担うことはありません。

社会全体がレールのない自由な選択をでき、そのチャンスが多いというのは日本もぜひ見習いたいですよね!

2位.ノルウェー

ノルウェーは税金や物価が高い一方で、学費や医療費の一部を無料にするなど、社会福祉がとても充実している国です。

高福祉制度社会で治安は良好、気候も比較的住みやすく、幸福度がとても高い状態を保っています。世界一の福祉国家と言える面もあります。

一見すると雪に覆われた冷たい北欧の国との印象があるけれど、都会も田舎も豊かで生活が充実しているという特徴を持っている故のランキング上位ですね。

3位.デンマーク

デンマークは世界幸福度ランキングでも、常に上位を占めているし、トップを何度も獲得している国です。

税金が高い代わりに教育と医療と介護がとても充実していて、安心して暮らせるのが特徴。労働時間も短く女性の就労率が高いのも魅力。さらに議員はほぼボランティアのようなもので、本当に国を良くしたいと思う人が立候補するのが日常です。

ただ、公共サービスは充実しておらず、国民の期待値はそもそも低い。国民がもともと期待していないからこそ、幸福度も高いのかもしれません。

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4位.アイスランド

アイスランドは世界屈指の治安が良い国。美しい自然に優しくフレンドリーな人々。実際に旅をしたことがある僕も、アイスランドには住みたいと思うほど。

近年、物価高騰により経済の変化が著しい国ですが、それでも幸せそうな人が多いです。人自体が少ない国なので、犯罪率も低いのも特徴。

アイスランドも幸福度では毎回上位を占めている国ですね。ただ、観光客が増加したことなどによって、今後は良い意味でも悪い意味でも変わるかも。

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5位.スイス

スイスは治安が良く、失業率も低く、自然が豊富で美しい国というのが特徴です。

給料が高いことで物価も高いのですが、それでも福祉は充実していて、住む人にとっては優れた国であることは間違いありません。ヘルスケアは世界トップクラスで、教育の充実も魅力。

勤勉な国民性だけれど、残業や土日出勤がないというメリハリのある国。日本が見習うべき国の1つだと言えます。

6位.オランダ

オランダは数々の歴史が根づく国で、自由度がとても高い国。大麻などを合法で認めている国としても知られていますよね。

また、オランダはワークシェアリングの文化が強く、時間できっちりと働き、休む時はきっちり休む国柄。パートタイムで働く人が多く、1980年代の大不況での働き方改革の成功例としても知られています。

労働するだけの人生にならず、子育てに時間を割くこともできるし、趣味に時間を使うこともできます。男女ともにワークライフバランスが取れているのも幸福度が高い理由です。

7位.カナダ

カナダは移民の国ということもあって、人種や肌の色、宗教や文化、歴史、習慣、考え方がそれぞれ違う国です。

人の目を気にする風土ではなく、性別や年齢の壁もオープン。それでいて選択の自由が豊富で、自分の人生を自分で選択できるのが特徴。また、そういう環境が揃っているのもカナダの幸福度に繋がっています。

僕もカナダを訪れましたが、確かに人々は優しく素直で豊かな国だと感じました。

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8位.ニュージーランド

ニュージーランドはオセアニアに属する南の国で、美しい自然と豊かな文化が色濃い国です。

寛容な人が多く、国際的に見ても平和な国という印象が強いです。悪く言えばルーズな人も多いですし、決して便利とは言えない地域もあります。しかし、ここに住む人の多くは幸せだと感じているようです。

9位.スウェーデン

スウェーデンは世界屈指の福祉と教育、介護のシステムが整っています。北欧諸国ということで、税金は同様に高いものの、社会制度の充実度では世界屈指の国

また、根本的に人々は最低限の生活に満足する国民性で、ちょうど良い暮らしを求める方が多いと言われています。また、休憩や休日に寛容で、育児休暇や介護休暇はもちろん、通常の休暇に対しても取得できないなんてことはありません。

料理も美味しく、便利な社会システム、それでいて低所得者にも高所得者にも優しい国。

10位.オーストラリア

オーストラリアはオセアニアの大国です。世界遺産のグレートバリアリーフやウルルなどを持つ絶景大国でもあります。

国土の多くが自然に覆われているものの、沿岸部にはケアンズやゴールドコースト、シドニー、メルボルンなどがあるのも特徴。そんなオーストラリアは給料がとても高いという魅力があります。

アルバイトでも時給2,000円を超える求人も多いのだとか。それが働く人の生活の充実に繋がっています。

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その他の国

では、世界の主要な国はどういうランクに位置しているのでしょうか?世界的に影響力のある大国や欧米列強などを中心に紹介します。

15位.ドイツ

ドイツは世界的に見ても豊かな経済大国であり、伝統的な文化や専門的な技術がある国です。経済が発展していることでインフラも整っており、国民の生活水準も高くなっています。

18位.アメリカ

アメリカは世界一の経済大国で、世界に最も影響力のある国の1つです。移民で構成された国であり、自由の国としての自負が強い国でもありますね。国内での経済格差が大きいものの、それでも幸せだと思っている方は、世界的に見ると多い国ですね。

19位.イギリス

イギリスは世界の列強大国の中でも、より力を持っている国。EU離脱で揺れる国内情勢が気になるところですが、国民の多くは一定の幸福を感じています。伝統を大切にする国で、理念や信念を重んじる国柄のため、生き様や生き方にも誇りを持っている人が多い国ですね。

23位.フランス

フランスは多くの世界遺産を持つ観光大国です。オシャレな街並みや美味しい食べ物、整ったインフラ、安定した経済など、魅力は大きい国となっています。不安定な状況やテロの影響もあったはずですが、前年や前々年に比べて幸福度は高くなってきています。

28位.ブラジル

ブラジルは南米の大国であり、リオのカーニバルなどで有名ですね。経済規模は比較的大きいものの、治安は安定しておらず、大国の中でも順位は少し低めです。ただ、それでも南米でここまでの幸福度を保っているのは珍しいと言えるかもしれません。

36位.スペイン

スペインは太陽の国や情熱の国と呼ばれる国ですね。世界的に有名な世界遺産や絶景を持ち、人々も陽気な人が多くなっています。先進国の中でも失業率が高いということで、幸福度は低くなりつつあるのが特徴です。

47位.イタリア

イタリアは多くの世界遺産を持つ観光大国で、古代から長く続く歴史を持つ国でもあります。そんなイタリアは先進国でありながら、幸福度は不安定です。一見すると陽気で人柄の良さそうな国ですが、治安が意外に良くないということもあり、幸せだと感じている人も意外と少ないのかもしれません。

日本の幸福度が低い原因・理由

神様……なんでこんな人生にしたんだ!そう思っている人も多いかもしれません。僕もそんな日があります。でも、そもそも日本はなぜこんなにも幸せな人が少ないのでしょうか。

今回、世界の幸福度ランキングを参考に考えた結果、日本人を不幸にしている要素がいくつか見えてきました。

また、これは僕の個人的な意見も含みますので、ご了承ください。

1.理想の人生という幻想

理想の人生とは、どういう人生でしょうか。僕に聞けば、理想の人生はその人の数だけあると答えます。どんな人生だとしても、本人が幸せならそれこそが正解

でも、多くの日本人は理想的な生き方を求めてしまう。

容姿が良く性格も良く、友達も多くて学歴は有名大学卒業、大手企業に就職して恋人を作り、子供もできて順風満帆に老後を迎えるのが幸せ。日本の幸せはそんな感じ。

だからこそ他人と比べてしまいますよね。

「あんなに稼いで楽しそう」「恋人がいるなんて羨ましい」「大手企業で出世したらしい」「子供が有名大学に入ったらしいわよ」……などなど。

そうやって他人と比較すると、人は幸せになれなくなります。他人と比較して得られる幸せはないです。

また、理想的な人生という凝り固まったイメージがあるせいで、日本は世界的に見ても脅威的な自殺率となっています。毎年3万人前後が自殺しているのが現状。計算だと15分~20分に1人のペース。実際はもっと多い。

理想的な人生を送れないことに悲観し、目の前にある幸せが見えなくなってしまっているのです。幸せは理想の中ではなく、現実の中にあるのではないでしょうか。

それと、やりたいことが多過ぎて逆にわからなくなるのも特徴。理想の人生を送るためには、「あれもやらなきゃ」「これもやらなきゃ」と日々の充実感を求めてしまいます。

でも、選択肢が多過ぎるのが逆に日本人を追い込むようです。ほんの数十年前にはゲームなんてなかったし、パソコンだってスマホだってありませんでした。さらに遡れば映画だって、音楽だって……。

日本は豊かになり過ぎて、逆に選択肢が増え過ぎてしまったんです。人生でできることなんて一握り。だからこそ、好きなことだけを見つめて生きるのが幸せになるためのヒントなのかもしれません。

理想の人生ではなく、自分の人生を歩みたいですね。

2.根本的な労働環境と労働観

近年は働き方改革を推進している政府ですが、改善されてきているのはまだまだ一部。

残業や休日出勤、昇給や賞与なし、劣悪な職務に人間関係、休暇を取得しにくい福利厚生。それでいて給料は安い。挙げれば切りがないです。

根本的に労働環境が良くないのが、日本人を不幸にしている原因の1つ。昔は黙って働くのが普通だったけれど、インターネットの普及で世界は繋がるようになり、他人の状況が簡単にわかるようになったのも大きい要因。

そこから労働者の疑問が始まったのです。もともと、日本は閉鎖的な国で、外の世界には関わらないようにする傾向が強いとも言われています。

しかし、インターネットがそれらを根本的に変えました。そして明るみになったのが日本の異様なまでの労働環境。当然のように、幸せになるどころではない人も浮き彫りに……。

それこそ、他人の給料からボーナスまで細かく知れるようになってしまったのです。

アベノミクスによって所得が改善したと言われますが、その恩恵を受けた企業は少数。さらに言えば、所得が増えても税金や社会保障の負担が大きくなっているので、実質は減った人も多いです。

また、新卒一括採用と終身雇用が根強いから、働く側も雇う側も慎重になり過ぎている傾向も強いです。それ故、どの企業も求める人材のレベルが高い。仕事もハイレベル。

結果的に働ける職場を見つけても、自分のやりたいこととは違い、アンマッチが発生。「こんな仕事したくないのに」と嘆きながらも、生きるために働くしかなくなるのです。

働きたい職業があっても採用されないから、他の企業へ。でも、当然嫌な仕事の場合は長続きすることもない。他の転職先を考えても、職歴がさらに足を引っ張る。

日本の労働環境や労働観は、根本的に問題があります。それが不幸な原因にもなりますよね。

フリーランスをやっている僕からすると、みんなもっと自由に仕事を選択するべきです。世界はこんなにも自由なのに、人生は一度しかないのにもったいない。

でも、そうできない人が多いからこそ、社会的な問題なんですけどね。解決が難しいからこそ、さらに幸福度は下がっていくわけです。

それと、日本では「働かざる者食うべからず」という考え方も根強いです。無職やニートの期間もあった僕から言うと、働かないのではなく働けない人もいることを社会がもっと理解すべきなのかもしれません。

そういう考え方の根本的な改善が必要なのではないでしょうか。

3.個性を潰す同調圧力と協調性

日本は個性を認めにくい社会です。要は怖いんです。もともと教育により子供を平均的オールラウンダーに育てた日本は、それで世界的経済大国に成長しました。

確かに国民それぞれが一定の教養を持ち、平均的な国民1人1人の能力は高い方です。その成功体験があるから、その集団行動を乱す人が怖いのです。

生き方の多様性を認められず、新しいことに対して排他的。それは幼い頃から擦り込まれてきた同調圧力と協調性という名の個性潰しです。

また、何をするにも許可が必要だという教育を受けてきたことで、何か許可を得ないと行動できない人が多いのも悲しいところ。僕もそうで、「良し」と言われるまで待つ犬のような性格。刑務所よろしく「トイレ願います!」と言わないといけません。

「1+1=2」でも回りの大多数が「1+1=3」だと言えば、絶対に間違っているとわかっていても折れてしまう。そんな社会では幸せになれないのも当然かもしれませんね。

かつて、エジソンは「2つの粘土を足したら1つになる」と言ったそう。数字という概念で見ると「1+1=2」ですが、違う視点から見ると「1+1=1」にもなり得るということ。

そういう柔軟な教育をしていない日本で、多角的な視点を持つのはとても難しいことなのかもしれません。

みんなが決めたことが正解なのではなく、自分が決めたことを正解と言える社会が必要ですね。

また、過度な謙遜も同調圧力や協調性から現れるものとも言えます。謙遜しないと集団に攻撃されるから、仕方なく謙遜している。謙遜しないと印象が悪いから。

挑戦的ではなく保守的なのもこれが原因。変わることを嫌う日本人は、物事を正当化して変わろうとしない。まるで見えない力に縛られているみたいな。

素直に意見を言えない。言いたいことも言えないこんな世の中じゃ、ポイズンですよ!毒です、毒。

この同調によって自我を失い、みんなと一緒のことをするのが正しいと思ってしまうのは危険な発想

4.普通の水準が高い完璧主義

普通に生きるのが一番とは言いますが、普通に生きるというのが実は一番難しい

そもそも日本は普通の水準が高過ぎるんですよね。

1960年代は男性が仕事をして、女性が家事をして、子供は遊ぶのが普通でした。でも、ものの50年で生活は劇的に変化しました。

誰がみんなスマホを持ち、LINEで会話して、VRで映像の世界に飛び込む世界を予想できたでしょうか。

それが現代では普通ですが、もう10年すればさらに変わり、20年すれば見たこともない世界になり、30年後は未知の世界。いや、1年先だって5年先だって予測できない

じゃあ普通って何なんでしょう。普通の概念は、時代によって大きく変化します。その普通の基準が、日本では高いのです。

それを実現するのが難しいからこそ、幸福度も低くなってしまいます。

例えば、仕事があり、家族が支え合い、ご飯を食べて寝るところがあるだけの生活を普通としたら、今の日本人の多くは幸せなはずです。

もちろん、悩みは人によって違うから、一概にはそう言えませんけどね。

複雑になり過ぎた社会。完璧を求めるあまり、面倒なルールも多い。そういう完璧主義が普通の水準をどんどん高めてしまっているんです。

教育も福祉も介護も各種サービスもそう。普通という基準が最初0だったのに、0が10になったことで10が普通になり、10が100になったことで100が普通になる……。そんな無限ループ。

だから日本で「幸せですか?」と聞かれれば、多くの人が「普通ですね」と答えるのです。普通が普通じゃない。

5.政府に対する不信感

幸福度は社会の腐敗度なども関連しています。日本はまだまだ腐敗度は低い……そんな風に思っている人も多いですよね!

それは本当ですか?日本は報道規制がかなり強いです。テレビや新聞で得られる情報は、その多くが捻じ曲げられたもの。

税金も何に使っているのか不透明。もちろん国のために使われる分もあるのは事実ですが、「高級料亭で会合する必要はある?」「政治家が政治活動費で私物を買っているのでは?」などの声も多いです。

インターネットが普及したことによってそれらが明るみになり、最近は気づいている頭の良い人も多くなっています。僕はバカなのでわかりませんが、頭の良い人たちはすでに勘付いているはず。

それ自体が政府への不信感を大きくしています。

また、それに加えて税金の無駄遣いや議員の不祥事、一向に進まない無だの多い討論など、国民は政府を信用しなくなっているのです。

政府内の高齢化も進み、昔の体制を作ってきた政治家たちがそろそろ引退するかと思いきや、重い腰を上げず、若い革新的な政治家の話を聞こうとしません。

高齢者が多くなったことで、多くの政治家はそういう層の票を集めようとし、結果的に高齢者に向けた政策ばかりになっています。若者の負担を軽減する政策よりも高齢者の負担を減らす政策が多いのは、投票する人が根本的に高齢者ばかりだから。

若い人全員が投票して政治家を決めていけば、政策の方向性も変わるかもしれません。政治に不満がある方は、まずは選挙に投票しましょう。

ただ、向こう数十年、日本は変われないでしょう。

6.信仰心を持てない無宗教

世界の多くの人が信仰している宗教には、無関係だと思っている日本人も多いですよね。

仏教やキリスト教、イスラム教など、信仰している人は世界中にいます。その教えに従い、心の拠所にしている人も多いでしょう。

日本人は、いわば人生の先生がいない状態。学校で勉強は教えてくれるのに、生き方は教えてくれません。ある意味自由ですが、大人になってから誰の教えを頼りにすれば良いのかわからないというのは辛い。

もちろん尊敬できる人や憧れの人の生き方を参考にすることはできます。しかし、人生に迷いのも事実。

宗教があれば絶対に救われるとは言いません。しかし、幸福度を高めるためには、何か信じられるものが必要ということなのかもしれません。

7.将来への不安

極論を言えば、これが幸福度を大きく下げている原因かもしれません。みんな将来が不安なんですよ。今という時間軸を生きているのに、普段考えていることは過去や未来のことばかりではないでしょうか。

「あの時人生選択に失敗しなければ」「将来年金が貰えるか不安」など。

仕事の不安、子育ての不安、介護の不安……そういうのは尽きることがありません。生きている限り、不安を失くすことはできません。

もちろん幸福度の高い国の人が、将来に不安を抱いていないわけではありません。しかし、日本は不安要素が多過ぎるのです。

仕事がなくなるかもしれないと思う不安、子供の保育園がないという不安、両親の介護が負担になるという不安。不安だらけの日本じゃ、そりゃ幸せにもなれませんよね!

でも、海外では仕事がないことが普通だったり、そもそも保育園に預けずに子育てしたり、親の介護はある程度の介入までだったり、色々と異なります。

これらの日本の不安をすべて解決しようとすれば、おそらく後100年はかかるはず。いや、一生解決は無理かも。その前に日本という国が終わる可能性だってあります。

幸せになりたい方は、日本だけではなく海外での暮らしも視野に入れると良いかもしれません。思い切って移住という計画を持つことも大切ですね。

8.お金が直面する限界

「幸せ=お金」という考え方の人が多い日本だからこそ、幸せになれないというパラドックスもあります。

お金を使って満足できる量には限界があるのです。日本は特に富裕層向けの娯楽が少なく、貧困層と対して生活が変わらないという方も多いです。良い意味でも悪い意味でも中流層が多い国。

ある調査によると、年収の多さに比例して、幸福度は高くならないということがわかっています。

幸せになるためには、ある程度の収入が必要です。衣食住を確保できるだけの収入は必要でしょう。

世界を視野に入れると、その衣食住が整っているだけで幸せに感じられる人も多いです。ただ、日本のように人生を豊かにしようと思えば、さらにお金が必要となります。

お金は幸せのコップを満たしてくれます。しかし、お金で幸せを得ようとすれば、幸せになるためのコップもさらに大きいのが必要になってしまうのです。

結局は「幸せ=お金」だと考えてしまうのですが、それは満たされないコップを持つのと一緒

お金はとても大切なものですが、存在自体が幻想であることも覚えておきましょう。金属や紙に価値を付けただけのもの。

例えば、読書で幸せになれる人の中でも、図書館で楽しむ人もいれば、自分で本を購入して楽しむ人もいるでしょう。方法は違いますが、どちらもその人にとっては幸せなはずです。

ピザが好きな人がいたとして、宅配ピザを頼むのか手作りするのか。楽に店の味を楽しめる宅配ピザで幸せになれる人もいれば、手作りする家庭が楽しくて幸せになれる人もいます。

そう考えると、お金を使えば使うだけ幸せになれるというのも幻想です。

つまり、お金は最低限必要なものだと考え、自分が幸せになるためにはどうすれば良いのかを考えるべきです。

お金は方法の1つってだけであって、お金自体を目的にしてしまっては心が空っぽになるだけだと言えますね。

まとめ

旅を色々としていると、世界の一部を垣間見ることができます。もちろん、すべてを見ることはできません。僕もこんなに日本の幸福度について考えたことはありませんでした。

考えれば考えるほど、日本の幸福度が低い理由や原因も分かります。しかし、重要なのは自分の生き方を見つけて、幸せなことに気づくことだと思うのです。

先進国最低の幸福度の日本。しかし、素敵なところも多いですし、魅力も多い。そんな国で幸せになれる人が、少しでも増えることを祈ります。

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