2018年6月、14カ国目のトルコ旅行5日目。
綿の城と称される世界遺産パムッカレの温泉郷へ。
その美しさはまるで幻想世界のような絶景なのだとか。
トルコ旅行を計画した理由、それは綿の城を見るため。
絶景ハンターとして死ぬ前に一度は訪れたい場所。
しかし、旅人たちが口々にしていた「パムッカレは枯れた」との不吉な噂……果たして幻想の温泉郷は本当に消えてしまったのか!
もくじ
トルコ【イスタンブール】海外旅行記
トルコ旅行5日目のエピソード
1.世界遺産の古都!崩れたヒエラポリス遺跡
綿のようにふわふわな絶景を求めて!
トルコ旅行を決めた理由はこの日のためにありました。
そこは純白の石灰棚が広がるわたあめのような段々畑。
湧き出る温泉が形成したその場所はまるで極楽浄土。
世界中の写真家が魅了されてしまうほどの美しさか……。
一体どんな絶景が待っているのか……初めてわたあめを食べた時のように心臓がドキドキする。
空は雲もなくてコンディションとしては最高。
ちなみにトルコは6月~9月が乾季で晴天率も高いです。
逆に11月~3月が雨季になるので曇天率や雨天率が高くなることには注意しておきたいですね。
パムッカレ観光なら冬よりも夏が絶対おすすめ。
温泉に空が反射してそれはそれは美しく見えるのだとか。
それに晴れていると気持ち良くて元気も出る!
トルコ旅行の予定を立てならベストシーズンにぜひ!
綿の城でわたあめを堪能する前に遺跡観光。
やってきたのは世界遺産ヒエラポリス遺跡です。
ここは紀元前190年に建造された都市であり、古代ローマ帝国時代には温泉保養地として栄えた歴史を持っています。
ペルガモン王国の都として重要な拠点だったこともあり、円形劇場の他にも神殿や列柱、大浴場などが発見されているそうです。
その世界はさながら人気漫画原作映画「テルマエ・ロマエ」の光景を彷彿とさせるのではないでしょうか。
……というよりこっちが本物ですけどね!笑
幾度となく度重なる地震の被害により、決定打となった1354年の大地震によってヒエラポリス遺跡は完全に崩壊してしまいました。
現代には廃墟のような姿だけが残っています。
ただ、円形劇場などは未だに現存しているので、観光の際にはぜひ!
2.枯れた幻想の温泉郷!綿の城パムッカレ
……美しい純白の温泉郷が枯れている!
ヒエラポリス遺跡から歩くこと数分。
遺跡を抜けるとその先に広がる世界遺産パムッカレの石灰棚。
ただ、この惨劇は一体どういうことなのか。
旅人たちが噂していた通り、温泉が完全に枯れてるじゃんかぁぁあぁああぁああぅうわあぁあああぁあぁ!
……こんなことって……こんなことって。
悔しさのあまり自分の舌を噛み切りそう。
正直これには観光客のみなさんも放心状態。
がっかりを通り越して絶望、肩透かし、落胆、期待外れ、幻滅。
海外旅行をしてきてこんながっかりさせられたのは初めてです。
ここ一面に青空を映し出した絶景温泉が広がっていたとしたら、間違いなく世界有数の絶景だったはず。
パムッカレに関する数年前の記事を見る限りでは、ちゃんとお湯が残っていたのに……まさかのこの有様。
ツアーのパンフレットにも美しい写真が使われていたのに。
実際にはもう10%ほどしか水が残っていないようです。
これはツアーを遂行する旅行会社や旅行代理店も悪いよ!
あたかも水が溜まっているかのような写真を広告にしてるんだから……責任とってよね!笑
あの絶景の石灰棚はどこに消えてしまったのよ!
温泉が流れないことで石灰棚に汚れが沈殿し、純白ではなく渋茶の石灰棚になってしまっているじゃない。
しかもここに素足で入れと……?
よくパンフレットとかで綺麗な石灰棚の絶景だけ切り取って紹介しているけれど、それは数年前までの話なのかもしれませんね。
あの青く輝く温泉が一面に広がっていると思い込んでいる人は、幻想に騙されないように!
そもそもなぜ温泉が枯れたのかというと、周辺に温泉施設を建てすぎたからだそうで……いやいや、そもそもパムッカレが枯れてしまったら意味がないでしょうよ。
ただ、一応は季節や時期も関係があるようで、たまに水を人為的に流すこともあるのだとか。
……んっ?んんっ?
肩が石灰棚に落ちそうなくらいがっくりと肩を落とす中、先の方まで少し歩いてみると白い石灰岩が見えてきた!
これ、雪じゃなくて岩なんですよね。
水の流れが描いた美しい波模様。
これが見られただけでも良しとしよう。
うんうん、そうしよう……うんうわぁぁああぁあ!
完全に情緒不安定なやばい目の日本人ですよ!笑
でも、もしかしたらまだ綺麗なところが残っているかもしれない。
奇跡の絶景を見るために右往左往してみる。
絶対に温泉が溜まっているところを見てやろう。
んんん……絶景として紹介されていたそれとは違う。
確かに水は張っているけれど石灰棚の色が汚いですね。
例えるならばプールサイドの水垢みたいな。
期待を裏切られたので表現も辛口ですよ!
もう心の中ではぷんすか怒っていますからね!笑
もちろんこれはこれで良い景色だと思いますし、この珍妙な景色はトルコのパムッカレでしか見られないものだと思います。
しかし、期待が大きかっただけにまだまだ……まだまだです。
んゅぬぉおぉぉおっ?!
靴を脱いで石灰棚を進むと綺麗な石灰棚になってきた。
ようやく絶景に一歩近づいたというところでしょうか。
やっぱり水が溢れている場所は石灰棚も白くて綺麗。
ただ、綿の城なんて美しい異名に相応しいとは思えません。
これではただの水浸しのカルメ焼きですよ!笑
温泉と聞いていたけれどここの水は冷たいです。
もう本当に温泉は枯れてしまったみたい。
ここだけ人為的に冷水を流しているのでしょうね。
天然の石灰棚とは別に観光客のために作った人工の石灰棚があるのですが、そちらに水を溜めるために流しているのだと思います。
つまりここはもう自然の風景ではなくなってしまったということ。
残念ですが、これも観光名所の宿命なのかもしれません。
もくもくと湯気に包まれるパムッカレが見たかったな。
でも、最初のがっかりインパクトに比べたら十分です。
自然が作り出したこの奇妙な光景が見られただけでも嬉しいです。
夏だというのに朝だからか、あまり観光客の姿はなし。
昼になる頃には大勢の観光客が押し寄せるので、そういう意味では運が良かったかもしれません。
ちなみにガイド曰く、トルコは年間4,000万人以上もの観光客が訪れている世界屈指のマンモス級観光大国でもあります。
ヨーロッパやアメリカからの観光客が多く、近年ではアジアからの観光客も急増しているということもあり今後も増える可能性があるとか!
パムッカレだけでも年間何百万人という海外旅行客が訪れるので、ベストシーズンは極楽浄土どころか戦々恐々。
マナーとルールを守って観光しましょう!笑
純白の絨毯に乗って!
枯れたと言われているパムッカレは観光客のために水を流しているところもあるので、そこを探してみるのが良いと思います。
ここまで進むと白い絨毯のような石灰岩が広がっていて、そこに美しい温泉が溜まっていますね!
自然とパムッカレのふわふわ感に包まれていく感覚。
最初にバッサリ期待を裏切られた分、楽しくなってきた!笑
綿の城……これは絶景認定しても良いかも。
遥か遠くに見えるのがパムッカレの温泉街。
こうやって見てみると冬でもないのに純白の大地が広がっているというのは、何とも奇妙な絶景なのではないでしょうか?
もしかしたら感覚が麻痺していたのかもしれません。
ここは温泉が張っていなくても絶景です。
世界遺産パムッカレ……まさに不思議な場所。
夏は緑と白のコントラストがとても綺麗です。
世界には奇妙な絶景が数多くあるけれど、この景色はおそらくパムッカレでしか見られない景色ではないでしょうか。
白くとろけた石灰棚と緑生い茂る大地の饗宴。
足湯もあるので絶景を眺めながら入浴してみてはいかがでしょうか?
パムッカレは段々畑のようになった石灰棚が魅力。
そんな石灰棚にしっとりと水が張っています。
どこか物足りない部分もあるのですが、これはこれで綺麗です。
ただ、辺り一面の石灰棚すべてに温泉が満々と満ちていたら……絶景ハンターの僕も世界一の絶景と認定していたかもしれません!笑
どうしても完全な状態のパムッカレを訪れたかった。
わたあめみたいな綿の城!
生クリームで作られているかのような姿を持つ綿の城、それは世界中の甘党たちを虫歯にしてしまうほどの妖艶な美しさ。
太陽の光で純白に輝く姿はまさに絶景。
これが見られるなら水が張っていなくても……いや、水が張っていた方が100億倍絶景だったはずですけどね。
それでも心満たされるほどの美しさです。
言うなれば未来永劫溶けることのないわたあめの城。
それは終わらない夢と一緒なのかもしれません。
もちろん溶けないからって舐めちゃダメですよ?笑
温泉は枯れてしまったようだけど、宝石のように美しい石灰棚が見られただけで訪れた価値はあった……と自分を納得させます。
んひゃぁああぁあぁあぁぁ!
まだ水が張っている場所もあるじゃない。
綿の城にはこんな美しい城下町があったんだ。
快晴の青空だったからなのか青の輝きが凄まじい。
天気が良いとこんなにも美しい光景が見られるんですね。
本当にこれが辺り一面に広がっていたら、きっと僕は嬉しすぎて天に召されていたかもしれません!笑
パムッカレといえばこれを見ないとね。
もう昔のような美しさは足りないけれど見れて良かった。
ちょっとだけだったけれど、本当に見れて良かったよ!
なんだかんだでパムッカレの絶景を堪能。
てっきり温泉が満ち満ちていると思ったから、温泉の色に合わせて水色のシャツを着てきちゃったじゃないのよ。
ワクワクで服を選んでいた自分が恥ずかしいよ!笑
ちなみにパムッカレは景観保護のために立ち入り禁止になっているところもありますが、一般開放されている場所は温泉への入浴が可能です。
それ以外のところはテラスと呼ばれており、見るためだけのものとなっています。
でもパムッカレを訪れた人のブログには、入浴用の石灰棚と観賞用の石灰棚があるって書いていたんだけどなぁ。
こっちが入浴用のパムッカレだとするともしかして……?
3.青く輝く石灰華段丘!パムッカレに残る命の源泉
……あったぁぁあぁああ!
あの幻想的な絶景を見たいがあまり夢中で探し回っていたところ、偶然にも水が張っている場所を見つけることができました。
温泉ではないけれど、青い水をたたえる天然の水槽。
温泉大国トルコの大地が生み出した奇跡の場所。
なぜこのような形状になったのか。
それは温泉に含まれる石灰が蓄積したため。
炭酸カルシウムが沈殿して形成されたと言われています。
眼下に広がるは青空を反射して青白い光を放つ石灰棚。
下には賑々しく茂る畑、上には清々しく広がる青空。
この摩訶不思議な絶景の世界に圧倒されるほど。
清らかな水をたたえる石灰棚は太陽光で暗くなったり明るくなったり。
光の加減で千変万化するその姿は形容することのできない神秘の光景。
風に揺られた水が太陽光を乱反射する。
水面がキラキラと輝き、それはまるで宝石が溶けた水のよう。
白と青が描く奇跡の絶景、パムッカレは紛れもない絶景。
ここは浸からずとも心も身体も癒される温泉秘境!
足元に広がる青空の鏡!
段々畑のようになった石灰華段丘は鏡のよう。
空から降り注ぐ青を受け止めて反射する。
ガイドブックや旅行雑誌で紹介されているような真っ白で真っ青なパムッカレではないけれど、これはこれで絶景だと思います。
龍の伝説で知られる中国の黄龍に似ているかも。
かの風景区も石灰棚が果てしなく広がる場所として中国有数の観光名所となっているので、いつかはそちらも旅してみたいですね。
世界にはまだまだ知られていない石灰華段丘もあるかもしれませんので、絶景ハンターのみなさんにはぜひ探してもらいたいです。
何よりこの奇想天外な景色の珍しさも相まって感動すること間違いなし!
手前は少し枯れていて色も美しいとは言えませんが、奥は純白の棚田にアクアブルーの水がとっぷんとっぷんと心地よい音色を奏でています。
夢の中というよりは極楽浄土という方が正しいかもしれません。
僕の心もようやく出会えた絶景にとっぷんとっぷん。
心が満たされます……ここにいると。
こればかりは肌で感じてもらいたいです。
パムッカレは入浴用と観賞用があるので要注意。
すでにパムッカレの水はあまり残っていません。
1990年代~2000年代は温泉が遥か彼方まで満ちていたようですが、2010年代後半になってから急速に枯れてきています。
ただ、入浴用とは別に鑑賞用として水を流しているところもあるので、観光する際にはそちらも探してみてくださいね。
入浴用で遊んでいると観賞用を見逃してしまうのでもったいないです。
ずっと遠くにも白い石灰棚が広がっているので、もしかしたらここだけではなく他にも水が張っている場所があるのかもしれません。
石灰華段丘の温泉で乾杯しよう!笑
青空をとっぷりと吸いこんだ石灰棚を見つめてのんびり。
ずっと座って眺めるというのも海外旅行では乙なもの。
なお、このパムッカレを訪れるなら乾季がおすすめです。
雨季だと曇り空がどうしても多くて空の青さを反射しないので、訪れるシーズンはしっかり厳選したいところですね。
また、夏に比べて冬はかなり寒いので注意してください。
雨が降ってしまうとこの絶景も台無し。
だからこそベストシーズンにぜひ。
なお、観光客が多い時期は水を大盤振る舞いすることもあるようなので、訪れる時期によっては満々と水が満ちたパムッカレに出会えるかもしれません。
いつか枯れ果ててしまうかも!
こんなにも美しいパムッカレですが、正直僕が見た絶景写真や絶景画像とは別物だったという感情がどうしても拭えません。
世界にある絶景として紹介されることも多いですが、温泉が枯れてしまったことにより、以前のような絶景は見られなくなりつつあります。
おそらく数十年以内、いや数年以内には消えてしまうかも。
今後さらに水が枯れれば……ここは消えゆく幻想温泉郷。
このような景色も見られなくなるかもしれません。
水が流れないことで純白の石灰棚も黒や黄になりつつあります。
すでに他の旅人のブログを見ても「干からびていた」という意見が多いです。
水の色に関しても正直なところ空の青ではなく透明なところも……。
まるで生命力が抜け落ちていくかのように、徐々に白さを失っているのがパムッカレの現状とも言えます。
こんなにも美しい景色が失われつつあるのは本当に惜しい。
すでに温泉ラッシュは落ち着いているものの、それでもこの景観が人間の手によって壊されてしまっているというのは残念極まりありません。
トルコの観光局には景観保護をより強化してもらいたいです。
せっかくここを訪れた人ががっかりしないように。
世界遺産パムッカレは後世に残していくべき遺産。
ただ、温泉が枯渇して水も流れなくなってしまったら、本当にここは失われた温泉郷になってしまうのではないでしょうか。
10年前や20年前に訪れていたら……。
きっと一面に広がる絶景を見ることができていたはず。
これだけでも息を呑む絶景なのは間違いありません。
しかし、どうしてももっと早く訪れたかったです。
世界にはまだまだ数多くの絶景があります。
しかし、それが10年先や20年先も見られるとは限りません!
もしかしたら失われてしまう絶景もあるかもしれません。
僕はそんな絶景が見られなくなるのは耐えられません。
……だからこそ旅ができる時にこそ旅をしておきたいと強く思うのでした。
ここはパムッカレでも有名な温泉プールです。
瓦礫が沈んでいるように見えますが、実はこれ本物の古代ローマ帝国時代の遺跡だというのだから驚きですよね。
その名もパムッカレテルメル、別名クレオパトラプール。
パムッカレは失われつつある観光名所です。
これからは温泉ではなく水を流して保護していく計画があるようなので、もしかしたら水が満ちた姿をこれからも拝めるかもしれません。
ただ、完全に枯れ果ててしまう可能性もあるので、その前に観光しておきたいところです。
世界遺産のヒエラポリス遺跡やパムッカレは、トルコの西にある大都市イズミルから東にあるデニズリという町が観光拠点となります。
行き方はイスタンブールからなのかどうかによっても変わりますが、現地ツアーも豊富なのでアクセスは意外と良好です。
もちろん添乗員付きツアーに参加するのもおすすめですね。
4.ハチミツヨーグルトで腸内環境正常化!絶品のトルコピザ
甘くて美味しいはちみつはいかが?
世界遺産パムッカレ観光後、到着したのはどこかの休憩所。
ツアーなどの観光バスが止まっているところをみると、観光客向けに作られた場所なのかもしれませんね。
そこで売られていたのがトルコ名物ハチミツヨーグルト。
素早くヨーグルトを持ちあげ、皿にベチャッと乗せたらハチミツと謎の粉末をぶっかける……それだけっ!笑
ちなみにヨーグルトといえばブルガリアが発祥だと思われていますが、実はトルコが発祥だトルコ人は熱弁しておられます。
腸内環境絶賛悪化中の僕にとっての救世主。
ただ、たくさん食べるとお腹が緩むので要注意!
本日の昼食はトルコピザになりまーーーす!
旅行業界無類のピザ好きとして知られる僕も実食。
うん……今まで食べてきたトルコ料理の中で一番美味しい。
ピザはやっぱりどこでも美味しいですね。
どこがトルコ風なのかはわからないけど美味しい!笑
生地がもちもちのパリパリで噛みごたえ抜群。
5.コンヤのメヴラーナ博物館!インジェミナーレ神学校
次にやってきたのはコンヤという小さな町。
ガイドも「今夜はコンヤに宿泊します」なんて洒落たターキッシュジョークをぶちかましてくるけど、そこはみんな愛想笑い!笑
そんなコンヤの観光名所はメヴラーナ博物館です。
イスラム教の中でも重要なモスクだったと言われており、現在は博物館として多くのムスリムの他、観光客も訪れているとのことです。
このメヴラーナ博物館は旋回舞踊で知られるメヴラーナ教団の総本山だったと言われており、展示物もメヴラーナ教団に関するものが多いです。
その独特なイスラム世界は他の博物館に比べても異質。
メヴラーナ教団の創始者ジェラルディン・ルーミーの霊廟としても知られ、その他メヴラーナ教団の発展に貢献した人々の霊廟も展示されています。
……なんだか天井を見ていると目が回りそうですね。
ここでならスピニングバードキックも習得できそう。
それにしても教団と聞くと、ステルスアクションゲームのアサシンクリードを思い出す。
アサシン教団とメヴラーナ教団の共闘なんてあったらロマンしかない……次回作のタイトルはこれで決まりですね!笑
広々とした博物館内にはイスラム教を信仰する信者の方が大勢います。
観光客とは違い、礼拝などを目的に訪れる信徒の方も多いですね。
僕は邪魔になると思ってすかさず隅っこへ!笑
観光の際には熱心なムスリムの方に譲る精神を。
中央に人々が集まっていますが、ここにはムハンマドの毛が入れられた小箱が展示されており、穴の開いた展示ケースからは毛の匂いがするのだとか。
施設内には祈りを捧げる場も用意されています。
観光地化されているものの、ここは未だにモスク。
コンヤの人々が訪れる他、トルコ全土からもムスリムが集るわけです。
もちろん、露出の多い服装や土足は厳禁です。
メヴラーナ博物館は、女性だとスカーフで髪や顔や肌を隠さないと入場できませんし、男性も節度を守ることが求められます。
まさにムスリムたちの居城!
遠くから眺めてみるとそこはまるで城のような姿。
その姿はまるでトルコのディズニーランド。
神聖な場ということもあってこう言うと失礼にあたるかもしれませんが、一種の遊園地のような、テーマパークのような場所とも言えますね。
博物館ということもあり各種展示物も盛りだくさん。
イスラム教にとって貴重な遺産の数々が展示されているので、興味がある人はその世界を覗いてみても良いかもしれませんね。
敬虔な信徒の方が多いところを見ると、トルコも宗教をとても大切にしている国というのが伝わってきます。
肌が焦げそうなほどの太陽!
この日の気温は約38℃ということもあって灼熱地獄。
このまま太陽に焦がされたらケバブになっっちゃうよ!笑
熱々の油を何度も注がれているような暑さが全身を包む。
ケバブどころかパリパリの北京ダックになってしまいそう。
なお、夏のトルコは熱中症や熱射病になることも多いので、観光中はしっかりと水分補給をすることが大切です。
メヴラーナ博物館を満喫した後はインジェミナーレ神学校へ。
もともと神学校はキリスト教の神学を教え、伝道師を育てる場所。
トルコはアジアとヨーロッパの文化が交差する国ということもあり、イスラム教とは別の宗教文化が混濁しているのも特徴です。
神学校の近くでは少女が楽器を弾いていました。
小さな子がお金を稼ぐために頑張っている姿に複雑な気持ち。
ただ、観光客がいなくなったら姿を消してしまったので、おそらく観光客がお金をくれるということをわかっているのかもしれませんね。
6.五つ星ホテルからの絶景!感激のスイート風ルーム
なんだこの最高の部屋!
コンヤの観光を終えてホテルにチェックイン。
今夜のホテルは庶民の僕にはもったいないほどのクオリティ。
見てこの部屋……スイート風ルームだよ!笑
クラス的にはジュニアスイートのような内装。
海外に住むならこういう部屋でも借りようかな?
コンヤでも高級なホテルだそうで、名前は確かグランドホテルコンヤ(Grand Hotel Konya)というところですね。
旅行会社や旅行代理店が提供している添乗員付きツアーでは、このホテルに宿泊となることが多いかもしれません。
ツアーでも個人でも超絶おすすめのホテルです!
……おいおいおい!
浴室にガラスの窓があるぞ!
窓からの景色を見ながら入浴できるなんて最高じゃないか。
こんな贅沢したら本当に死んじゃうんじゃないかな。
運よく角部屋だったこともあって景色が格別。
コンヤの綺麗な街並みも相まって絶景かな。
あまりの気温の高さに疲労困憊だったけれど、ホテルの部屋はちゃんとクーラーも効いていて生き返ります。
まるで王様になった気分だ!笑
またまたガイドにもらったさくらんぼを頬張りながら休憩。
連日観光名所を回りまくっている周遊の旅だけあって、徐々に疲れが……。
それにしても夜景が楽しみだなぁ。
ホテルからの夜景を見ながら今夜は旅日記でも書くことにしよう。
そうしないとこの濃密な旅の思い出を忘れちゃいそう。
それほど充実しているってことなんですけどね!
豪華ビュッフェいただきます!
トルコは魚料理と肉料理が美味しいですね。
皿の中央にある黒い爆弾みたいなのはハンバーグ!
それにチーズが乗っていて、なかなかマイルドな美味しさです。
さてさて、夜景を楽しみにしつつ部屋に戻り旅の思い出を整理。
トルコ旅行の中でも1つのハイライトと言える目玉、世界遺産ヒエラポリス遺跡とパムッカレ。
そこにあったのは今にも崩れ去りそうな遺跡と枯れてしまいそうな温泉郷。
幻想に包まれた綿の城はいつか消えゆく運命なのかもしれません。
ただ、一応は鏡張りの石灰華段丘を見られて良かったです。
青空を映した段々畑の鏡は不思議な世界の絶景でした。
きっと温泉が満々と溢れていれば世界でも5本の指に入るほどの絶景だったことは間違いないと思います。
もっと早めに訪れておけば……と後悔先に立たず。
完全に枯れてしまう前にみなさんもその目で見てください。
きっと幻想的な景色が迎えてくれるはずです。
まとめ
トルコ5日目は世界遺産ヒエラポリス遺跡とパムッカレを観光した1日!
期待がかなり大きかった分、絶望と感動のインパクトは強め。
ただ、見るところによっては紛れもなく絶景です。
自然の景観というのは刻一刻と姿を変えていくもの。
いずれ見られなくなってしまうのかと思うと、逆に水が残っている状態を少しでも見られたのは運が良かったのかもしれません。
今後トルコを訪れる人は、ぜひぜひ早めにパムッカレへ!
そこで待っているのは幻想の温泉郷です。
明日はこの旅一番の目玉、世界遺産カッパドキア観光!
そこで待っているのは異世界のようなメルヘン世界。
ギョレメ野外博物館に要塞都市ウチヒサールなどを満喫。
……なんとそこで娘もできるのだった!
波乱万丈のトルコ旅、まだまだ続きます!笑