2018年6月、14カ国目のトルコ旅行6日目。
奇岩が生む絶景の世界遺産カッパドキアへ。
そこは不思議な岩の芸術が描く妖精たちの国。
旅人たちが迷い込んでしまう不思議なおとぎの世界。
灼熱のギョレメ国立公園を彷徨う珍道中。
ギョレメ野外博物館では心も身体もとろけ放題。
目玉にギョロギョロ睨まれ、トルコアイスを頬張り、要塞都市ウチヒサールで妖精のような少女と出会う……妖精の国に迷い込むメルヘン絶景ツアー!
もくじ
トルコ【イスタンブール】海外旅行記
トルコ旅行6日目のエピソード
1.堅牢な隊商宿とマーケット!ひんやり洞窟レストラン
気持ちの良い朝焼け!
海外旅行ではこの朝焼けが何とも気持ち良い。
今日はトルコ一番の観光名所と言っても過言ではない……誰もが知っているあの世界遺産を観光する予定です。
もともとトルコ旅行を計画した理由は世界遺産パムッカレの絶景を見るためだったのですが、これも見ないとトルコに来た意味がない!笑
そう言っても良いほどの絶景があるのです。
そそくさと荷物を準備し、いざ夢のメルヘン世界へ出発!
朝からやってきたのはどこかのマーケット。
たくさんのお土産が並んでいて相場も安い。
こんなにもお土産があるということは、おそらく観光バスなどが止まる観光名所の1つなのかもしれません。
トルコは都会のお土産屋などで買うよりも田舎のお土産屋で買った方が安いことも多いと思います。
それこそイスタンブールなどは相場も高め……とは言ってもどこも安いのでそこまで気にしなくても良いんですけどね!笑
マーケットの近くにあるのがこちらの隊商宿。
現地ではキャラバンサライと呼ばれるものですね。
ゴツゴツガチガチしていて建物フェチ必見。
まるでドラクエに出てきそうな建物。
城のにも見えるけれど要塞に近いかも。
内部も見学できますが、そこまで興味がなかったのでスルー!笑
……なんだぁここはっ!
岩をくり抜いて作られた洞窟レストラン。
こんなおしゃれな店もあるのがトルコ旅行の面白いところですね。
こういう趣向を凝らしまくったデザイナーズ感満載のレストランってワクワクしてきませんか?
一体どんなゲテモノ料理を出されるのか。
……洞窟だけにコウモリのバター炒めとかかな?笑
ほえぇ~……!
洞窟の中って言っても広いのね。
ひんやりした空気に包む天然のクーラーボックス。
ここ、もしかしたらトルコ一番の避暑地なんじゃないかな?笑
それにしてもおしゃれな店ですねぇ。
こんなところで洞窟密会デートしたら……そりゃもう最高の思い出になることは間違いないでしょうね!
その後は洞窟カフェや洞窟バーに立ち寄って、ちょっとほろ酔いして気持ち良くなってきたら洞窟ホテルなんかに入って……そこからはカップルだけに許された時間!
何が出てくるのかとワクワクしながら待っていると目の前に出てきたのはマスのグリルと豆の煮込み、そしてライスプリン。
このトルコ旅行ではインパクトが薄いメニュー!笑
ビールはヨーロッパで有名なツボルグという銘柄です。
苦みが少なくてビールが苦手な人でも美味しく飲めると思いますので、ぜひぜひ海外旅行の際には試してみてくださいね。
洞窟レストランの中にはちょっとしたお土産屋みたいなところもあり、ナッツ類やフルーツ類も売られていました。
重さで計算して売ってくれるので欲しい量だけ買えるのも嬉しいところ……やっぱりさくらんぼは大人気!
ちなみに試食もさせてもらえます。
特にピスタチオが美味しかったです。
ただ、ナッツ類は良いのですが、フルーツ類が気温40℃になる夏のトルコで常温保存されているというのはちょっと怖いですね!笑
2.世界遺産カッパドキア!妖精の煙突とキノコ岩
うおおぉおぉぉっ!
流れる雲に目を奪われていると、目の前に広がったのはろうそくがとろけてしまったかのような絶景。
ここは世界遺産、ギョレメ国立公園。
世界中の旅人が憧れる妖精の国カッパドキア。
無限に広がる奇妙な岩たちがゆらゆら躍る世界。
正式名称はギョレメ国立公園およびカッパドキアの岩石遺跡群であり、世界遺産には1985年に登録されました。
世界遺産の中でも世界中の人から人気を集める観光名所です!
場所はアナトリア高原の中央、南北約50kmに広がる広大な土地。
行き方はカイセリ空港からバスで約1時間。
そこは妖精の煙突と呼ばれる奇岩世界。
岩がニョキニョキと生える……いや、映える世界はまさにメルヘンワールド!
カッパドキアへようこそ!
……どうやら奇妙な世界に迷い込んでしまったみたい。
こんな世界が現実にあるなんて到底思えないもの。
やってきたのはパシャバー国立公園と呼ばれるキノコ岩の名産地。
見てよ、この不思議な岩の数々。
現地ではキノコ岩と呼ばれているのですが、キノコにしてはカチカチのギンギンで食べられるものではありません。
あっ……キノコってあっちのキノコの……いや言わせない!笑
それにしても奇想天外な世界だ。
世界でも類を見ないこの絶景に早くも全身とろっとろ。
見たことのない世界に飲み込まれていく快感……まるで妖精が服を引っ張っているかのように引き込まれていく!
妖精たちの国で早くも迷子になってしまいました。
ドォォオォオンッ!
目の前にそびえ立つキノコの巨岩……大きい!
スケール感が頭の中で道を見失ってしまうくらいの巨体。
ここにある妖精の煙突はキノコそのもの。
無骨に仁王立ちする姿は迫力満点の松茸のよう。
血管が浮き出るほどの迫力は武者震いするほど逞しい。
筋まで見えそうなくらいバッキンバッキンですよ!笑
ちなみにパシャバーはカッパドキアの中でも美しい妖精の煙突が見られる観光名所であり、ギョレメの北へ約5kmほど。
24時間入場無料で行き方も簡単なのでカッパドキアを訪れたらぜひぜひ観光してみてくださいね。
キノコ岩というよりはろうそく岩。
天辺に残っている岩がゆらゆら揺れる炎のよう。
灼熱の太陽に焦がされていると本当に揺れる炎のように見えてくるから不思議……気温約40℃ということで水分補給しないと死んでしまう!
砂が白くてバースデーケーキに見えてくる。
もうここはメルヘンの世界。
幻想が次々と眼球に染み込んでくる。
ろうそくを立てている場合じゃない……この迷い込んでしまった世界から抜け出さないと頭の中までメルヘンに染まっちゃう!笑
ろうそくの火がメラメラ……って暑すぎるだろ!笑
この尋常じゃない灼熱の暑さは一体なんだってんだ。
……なるほど。
ここがこんなにも暑いのはこのろうそく岩のせいなのか。
あまりの暑さに目の前の景色がぐにゃぁっと歪む。
今なら妖精も現れる気がするのは気のせいじゃない。
遠のく意識の中、もっと絶景を求めて高台へ。
体感温度は40℃超、いや50℃は軽く超えているんじゃないかな。
妖精たちが暮らす国!
溶けたトルコアイスのように溢れる汗を拭いながら高台までやってくると、目の前に広がったのは不思議な岩が描くメルヘンな絶景。
ここまで来れば妖精たちの羽音も聞こえてくるはず。
……いや、明らかに幻聴だけどね!笑
果てしない年月をかけて形成されたカッパドキアは、想像を優に超える圧巻の不思議な光景に言葉を失ってしまう。
これは死ぬまでに一度は見ておくべき世界遺産です。
ちなみにカッパドキアの岩々は、火山噴火などで蓄積した凝灰岩や溶岩が侵食されて形成されたものとのこと。
これがまた数百年数千年と時を超えれば形も変わってしまう。
今この瞬間だけを灯す地球の灯台。
灼熱地獄でとろけよう!
地球という職人が創造したこの場所は奇跡の絶景。
どんなろうそく職人もこんな傑作はきっと作れない。
旅をする度に思う。
地球ほど美しいものを描ける芸術家はいない。
憧れていた世界遺産をまた1つ制覇。
それと同時にさらなる野望に燃える僕。
これからも見たことのない絶景を求めて世界を飛び回ろう。
そう誓った男の背中はどこかとろけたろうそくのように揺れていた……熱中症に注意!笑
めっちゃかっこいいよねぇぇぇええ?!
これぞ旅人みたいな写真が撮れちゃった。
写真家のみなさん、僕を撮っても良いんですよ?笑
……え?妖精が煮込んだポトフみたいな体型の僕なんて撮りたくないって?笑
あまりの暑さにグロッキー状態なのでちょっと休憩しようと思ったらこれだもの、こんなに絵になっちゃうんだもの。
岩で作られた寸胴鍋でぐつぐつと煮込まれて全身とろけていく感覚。
はぁ~……絶景かな!絶景かな!
世界中から絶景を盗むねずみ小僧。
海外が好きなみなさんにおすそ分けしちゃいますね。
こうして旅をすることで、僕のブログを見てくれた人に絶景をおすそ分けできるこそこそ僕の喜びなのです。
こんな景色が見れちゃうから海外旅行はやめられない。
もっともっと世界中から絶景を盗み散らかしてやる。
いやはや、世界を知れば知るほど手癖が悪くなっちゃいますね!笑
トルコを訪れる多くの方がこの世界遺産カッパドキアを目的にしていると思いますが、これは自信を持っておすすめできます。
旅行好きならこれを見ずして死んではいけません。
すでに十分な絶景ですが、この高台からの景色で言えば朝焼けと夕焼けの時間帯こそ息を呑むような絶景なのだとか。
ぜひぜひ時間帯を工夫して観光してみてくださいね。
ただ、季節によって太陽の向きが変わるので、それに合わせて訪れる時間帯を工夫したいところです!
メルヘンワールドに染まる!
草木の影から妖精たちの煙突を眺めていると、今にも妖精が飛び出してきそうなほどメルヘンチックな世界。
褒め言葉が温泉のように湧き出てきますね。
まるでおとぎ話の主人公にでもなった気分。
……そう、みんなそれぞれが人生の主人公。
死ぬまでこの物語と自分語りは終わりません。
映画や漫画やドラマやゲームの主人公のように誰もが羨むようなドラマチックな人生じゃなくても良いから、こうやって自分に酔える旅を続けていきたいですね。
それにしても太陽さんよぉ……張り切りすぎだろぃ。
そんなに見つめられたら頭から湯気出るよ!笑
オゾン層を突き抜けて皮膚を突き刺す太陽光から逃げ、ようやく見つけた木陰でしばし休憩することにしましょう。
さっき買った水もいつの間にかお湯になってる。
写真だけじゃこの気温が伝わらないのが悔しい!笑
それでも木漏れ日の中からみるカッパドキアも素敵。
それにしても夏のトルコ、甘く見ていました。
どれくらい甘く見ていたのかといえばショートケーキくらい。
海外旅行に行くとどこにでも現れる日焼け愛好家なら、この灼熱も喜んでランニングとか始めちゃうんだろうなぁ。
雪国出身の僕、ろうそくのように溶けてしまいそうです。
歩けば歩くほど、この異様で奇妙で奇怪で不思議な世界に迷い込む……みなさんも迷子になってみては?笑
……助けてください!
太陽の熱気に負けて思わずお土産屋に避難。
ここパシャバーにはお土産屋もたくさん。
あまりの暑さに逃げてきましたが、さすがに何も買わないというのは失礼な話なのでお土産も買わせていただきました!
それにしてもトルコの人はぼったくってこない。
むしろ「水いる?」と聞いてくる紳士もいたりする。
親日の人も多いので買い物も楽しいです。
日本人だとわかれば、一気に表情が柔らかくなるのはこの国ならではの国民性かも。
もちろん、中には観光客相手に吹っかけてくる人もいるので、そういう人だったらちゃんと値引き交渉もしましょう。
なお、パシャバーへのアクセスはユルギュップという町のバスターミナルから車で約15分です。
3.奇岩巡りの珍道中!三姉妹の岩とラクダ岩
異様な景色だからなのか、そこは別世界。
僕が海外旅行を始めた理由はたくさんあるけれど、その1つとしてドラクエやポケモンのような世界を旅したいという気持ちがずっとある。
カッパドキアはまさにそんな異世界の中。
まるでゲームの中で旅をしているみたい。
そんな感覚を全身で感じながら楽しめるカッパドキアは、その存在自体がファンタジーと言えるのではないでしょうか?
遠くを見つめる姉妹……?!
カッパドキアの中でも観光名所として多くの旅行客が訪れているのが、ユルギュップのエセンテペにある三姉妹の岩です。
海外では家族岩や親子岩、双子岩とも呼ばれています。
「三姉妹って言ったって二姉妹しかいないじゃないか」という声も聞こえてくるのですが、ちゃんと見るとしっかり三姉妹です。
帽子をかぶっているような岩がそれですね。
この展望台の近くにはお土産屋通りもある他、休憩所などもあるので、疲れてしまったら日陰に逃げ込んでくださいね。
なお、ここから見るギョレメの街並みはトルコ有数の絶景だそうなので、ぜひ色々な角度から眺めてみるのもありです。
行き方はユルギュップのバスターミナルから車で約3分。
巨大な動物とかくれんぼしよう!
ここにあるのはラクダ岩ですね。
写真の中にあるのですが、わかるでしょうか?
デヴレント渓谷に鎮座する大きな大きなラクダ。
ここだけではなく見る人によって見えるものが違うデヴレントは、別名イマジネーションの谷と呼ばれているのだとか。
こちらも行き方はユルギュップバスターミナルから車で約10分。
4.迫力の巨大岩窟教会都市!ギョレメ野外博物館
ここ好きだなぁ!
海外旅行では「ここ好きだ」と思える場所ばかり。
一歩踏み込んだだけで好きになってしまう景色の中を歩くだけで、足の裏から愛しさが溢れてくる不思議。
この街並みもそんなお気に入りスポット。
リゾートのような雰囲気が素敵ではありませんか?
驚天動地の巨大岩窟教会都市!
これはまさに驚異の絶景ではないでしょうか。
人の手によって作られた岩の教会……想像を絶する。
ここは世界遺産カッパドキアの中でも、観光客であれば絶対に訪れると言っても過言ではないギョレメ野外博物館です。
ギョレメ国立公園の一部であり、岩を削って造った岩窟教会や聖堂や修道院などが数多く残っています。
それにしてもこの圧倒的異世界感。
身体がふわっとするほどの没入感が襲ってくる。
メルヘンの四面楚歌に溺れてしまいそう。
はぁはぁ……!
この暑さの中を歩いていると息が切れる。
否、息が切れるのはここが標高1,000m以上あるから!笑
1,000mくらいなら息が切れるってほどじゃないと思うけれど、それでもこの暑さは命を削り取られてしまう。
ここを築き上げた人は命を削りながら岩を削ったのかな。
直射日光でこんがり肉、焼いてる場合じゃない。
日焼け止めがないと一瞬でケバブになっちゃうから要注意。
歴史が刻み込まれた場所!
1000年の時空を超えて聞こえる岩を削る人たちの営み。
現代ではその岩を登る人たちの足音に変化。
世界中に様々な歴史的遺産はあるけれど、岩を削って教会を造ったというこの場所は他にどこにもないのでは?
まさに無数の歴史が刻み込まれた場所。
事実、このギョレメ野外博物館の岩窟教会などには美しいフレスコ画なども残っており保存状態も良いです。
教会も30以上あったと言われており、かつてはキリスト教とたちが祈りを捧げていたと言われています。
ただ、このギョレメ野外博物館では熱中症に注意。
影になる場所があまりないので、日差しが強いと思ったら教会の中に逃げ込んで休むというのもありかもしれません。
教会内は涼しくて火照った身体も一気に冷めます。
なお、教会内は基本的に撮影禁止です。
いくつかある教会の中には、暗闇教会など入場料が別途必要となることもあるので現金があると便利です。
基本の入場料は20TRYですので、そちらも忘れずに。
ただ、すべての教会を見るには体力が必要です。
急な階段や坂道が多いので、炎天下で上り下りしていると本当に熱中症になってしまってもおかしくありません。
特に夏のトルコは灼熱地獄なので水分補給は必須です。
それにしても絶景という言葉が相応しい景色。
この岩の世界はまるで生きているかのようにそこにある。
ここの魅力を語れば尽きることがありません。
絶景や世界遺産、秘境を目的に旅をしてきた僕もこれは間違いなく絶景だと自信を持っておすすめできます。
どんなに喉から言葉を絞り出しても、そこに出てくるのは絶景という言葉だけ。
こちらがギョレメ野外博物館の地図です。
炎天下の中で撮影したため、反射して見づらいのはご愛嬌。
この地形、まさにロマンでしょう?
こんな場所に教会都市を築き上げたということに感動です。
実際に歩けばわかるのですが、ゲームに出てくるような世界そのものでした。
世界遺産カッパドキアはまさに異世界です。
観光名所がギョレメ国立公園の各地にあるので、カッパドキアだけに滞在して3日~4日ほどじっくりと観光するのもおすすめですね!
アクセスはギョレメバスステーションから徒歩約20分。
ここまで見てきたギョレメ国立公園にあるキノコ岩や三姉妹の岩、ラクダ岩、ギョレメ野外博物館を周遊したいなら、現地ツアーや添乗員付きツアーに参加すると楽です。
5.ギョロギョロな目玉!伸びるトルコアイスが絶品
ギョロギョロの木!
世界遺産ギョレメ国立公園はどこも絶景。
次にやってきたのは見晴らしの良い展望台。
そこにあったのは目玉のお守り。
トルコでは青いガラスで作られるギョロギョロの目玉、現地ではナザールボンジュウと呼ばれているお守りですね。
観光名所には必ずと言って良いほどあります。
こんなにたくさんのお守りがあれば、どんな災難も大丈夫!笑
絶景を背景に食べるトルコアイス。
伸びて美味しい、溶けて美味しい。
トルコといえばトルコアイスを食べないとね!
こうも暑いとトルコアイスが全身に染みる。
レモンとチョコレートとバニラのミックスで豪華仕様。
あまりの美味しさに蜂も集まってきちゃう始末!笑
トルコアイス名物、からかい上手の職人。
このアイス職人がこれまた癖の強い人で……。
アイスをなかなか渡してくれません!
くるっと回転させたり、ふわっと浮かせたり、本当に焦らし上手……早く渡せっっっ!笑
白白昼堂々らんちき騒ぎ!
ダンサーが自慢のパフォーマンスを披露している中、他のトルコ人たちも乱入してきてお祭り騒ぎ……ってさっきのアイス職人だ!笑
観光客そっちのけで遊んでる。
もうアイス作ってなさいよ。
どこまでもひょうきんなんだから!笑
トルコアイスを堪能した後は、カッパドキアに昔から住む人たちの岩窟住居にお邪魔させていただくことになりました!
岩を削って家にしたということもあって正直「狭いのかな」と思ってしまっていたのですが、意外にも広くて驚きでした。
息苦しさはあったものの、お茶までいただいてまったり。
そもそも岩の中に住んでいるという文化に驚き。
日本ももしかしたら外国から見ると変な風習を持っていたりするので、それに近いのかもしれませんね。
岩窟住居の周りには草花を飾った庭園。
カッパドキアの異世界のような風景も相まって、そこはまるでファイナルファンタジーの世界のようでした。
昔、ゲームの中で旅をした世界に似ている。
トルコはそんな世界を実際に旅できる国。
それだけでも訪れる価値はあると思います。
神々しさの降る空!
岩窟住居からほど近く、そこにあったのがこの鳥のオブジェ。
どうってことないこの景色さえも神々しく思えてくる不思議。
このままこの異世界をずっと旅しているのも良いのかもしれない。
幻想世界に心も身体も奪われて、メルヘン世界の囚人に。
どこまでも美しいこの国をもっと冒険したい。
6.岩窟要塞ウチヒサール!心優しい少女の贈り物
ゴゴゴゴゴオォォオオォ!
異様な威圧感を放つこの場所は、トルコ語で尖った砦を意味する岩窟要塞ウチヒサール。
その他にも3つの要塞という意味もあるそうです。
ポコポコと穴が開いていて奇妙な景色。
ここは岩肌に作られた村であり城塞でもある場所です。
無数の穴は鳩の家と呼ばれており、畑の肥料に使う糞を集める役割も持ちつつ要塞でもあったのだとか。
滑らかな岩肌に草木が生え、そこにニョキニョキと生える尖った奇岩群……この絵本の中のような世界は絶景そのもの。
目を閉じればここで暮らしていた人たちの営みが思い浮かびますね!
事実、ここには数十年前で実際に人が暮らしていたとか。
キノコ岩や三姉妹の岩、ラクダ岩にギョレメ野外博物館……今日観光したカッパドキアの奇岩群の中でも異彩を放つウチヒサール。
世界遺産カッパドキアの中でも有数の絶景ポイント。
まさに思い描いていた冒険の舞台がここにある!
自分の知らなかった世界に足を踏み入れ、そこに色や光や音や熱が加わっていく感覚。
……可愛いぃぃいぃい!
ウチヒサールの影からふわっと現れた小さな少女。
英語も日本語も通じない現地の子なんだけど、とにかくべらぼうに可愛い……本気で娘が欲しいと思ってしまうほどに!笑
この子がカッパドキアの妖精の正体なのかな?
ここが妖精の煙突と呼ばれる理由が少しだけわかった気がする。
それくらいに人懐っこくて愛らしい子でした。
この子に近寄るナンパ野郎は僕が許しません。
トルコに娘ができた瞬間でした!笑
少女がくれた目玉のお守り。
このお守りがあればどんな困難も恐れるに足りない。
トルコで買ったどんなお土産よりも、これが一番価値のあるものになりました……価値はもちろんプライスレス!笑
一緒に写真を撮った後、少女は嬉しそうにぴょんぴょん跳ねてどこかに消えてってしまいました。
素敵な思い出を届けてくれた妖精に感謝です!笑
7.岩の中に泊まろう!鳩の谷で溶け合う夕景夜景
洞窟の中に泊まるなんて!
今夜の宿はなんと洞窟の中なのです。
いや、厳密には岩の中なのですが、カッパドキアで岩の中に宿泊するなんて何とも粋な計らいじゃありませんか。
ホテル名はウチヒサールカヤホテル(Uchisar Kaya Hotel)。
壁が岩でできていて、触れるとひんやり。
この猛暑のトルコではありがたい冷たさ。
今日はずっと壁にくっついて眠りましょうかね!笑
窮屈感はなく、むしろ開放感抜群。
夕食はいつも通りのビュッフェ。
まさかのトルコで夏バテをしたのか、食欲はあまりなし。
それでも食べないと黄泉の国に連れて行かれそうなのでちゃんと食べます。
ドリンクは大定番のペプシ。
とろけた身体にはこれが一番効くんだ!笑
ぬわぁあぁああ!
ホテルのレストランから見える景色がこれ。
夕暮れに染まるカッパドキアの奇岩群とウチヒサールの奇抜な街並みに思わず言葉を失ってしまう僕。
もう何も言えないや。
いや、何か言うべきなんだろうけど、空を流れる燃えるような雲を眺めながら感じるだけで良いのさ。
ここから見られるのは鳩の谷やローズバレー。
じんわりと赤く染まるカッパドキアを見つめていると、じんわりとほっぺも赤くなってくる。
煌びやかな灯の岩窟不夜城!
日が沈むとウチヒサールにじゅんわりと光が灯る。
世界中に美しい夜景は数多くあれど、この夜景は他では絶対に見られないほどの美しさを持っていると思います。
自然と人間が作り出した最高傑作。
僕が住む北海道には旧世界三大夜景の函館と新日本三大夜景の札幌がありますが、それらよりも圧倒的に情緒に満ちた夜景。
この灯火、目に焼き付けておこう。
一生忘れたくない。
この時間が愛おしい!
海外旅行の贅沢の仕方は人それぞれ。
僕の心をいつも満たしてくれるのは世界の絶景。
このウチヒサールの夜景もその1つになりました。
トルコ周遊の旅では毎日違った世界を歩いている感覚。
そこにはメルヘンな世界が横たわっていて、自分の足で歩き回ることにただただ夢中になってしまう……終らない冒険がここにある。
世界遺産に登録されている奇岩群カッパドキアは、想像した世界を凌駕するほど奇妙で珍奇で奇天烈で奇想天外な世界!
妖精の煙突と呼ばれる絶景はもちろん、キノコ岩に三姉妹の岩、ラクダ岩などなど……一歩踏み込めばそこはまるで違う世界!
灼熱のギョレメ野外博物館、妖精が現れるウチヒサール、どこも奇妙なニョキニョキ岩が生えている未知の世界。
トルコを旅するならカッパドキアは絶対におすすめ。
数ある絶景の中でもまた希有な場所。
さて、そんなカッパドキアの洞窟の中で眠りましょうか。
ひんやりした岩に包まれて……おやすみなさい。
まとめ
トルコ6日目は不思議な妖精の国に迷い込んだ1日!
世界遺産カッパドキアの奇妙な世界をぐるぐる。
ニョキニョキ生える岩の世界は一歩歩けば別世界。
そこはまさに妖精が住む不思議な世界。
世界の絶景ならここは絶対に外せない。
カッパドキアを観光するなら美しい奇岩群、ギョレメ野外博物館、ウチヒサールをぐるっと周遊するのがマスト。
純粋に冒険を楽しめる場所、それがカッパドキア。
明日はカッパドキアの熱気球に乗って空へ!
また、薄暗い地下都市カイマクルにも潜入。
さらにはトルコのウユニ塩湖と言われるトゥズ湖も探訪。
絶景が絶景を呼ぶ目まぐるしい絶景のトルコツアー。